2013年11月24日日曜日

“健康食品”で健康被害も

健康食品を利用した後で起きた健康被害の症状が健康食品によるものかどうかは分からない。ただ、健康食品でも錠剤やカプセル、粉末の形状のものは特定の成分が過剰に濃縮したり未承認医薬品が含有したりするものがあり、思わぬ健康被害が発生する場合があるため、注意が必要だ。

健康食品には、国がその「健康の保持増進効果」を確認した特定保健用食品(トクホ)や栄養機能食品などがある。

しかし、これらの食品とそうでない健康食品との違いが分かっていない人も多かった。トクホの広告では「コレステロールを下げる」などの表現があり、この文言から薬と同じような効果があると思っている人が多くいた。

「高い製品を買わされた」「返品に応じない」など高額製品を購入したことによる経済的被害の訴えも多く寄せられた。

健康食品は食品名に法的定義がなく、さまざまな形態や品質の製品が流通している。価格も数百円から数万円まで幅があり、消費者の中には「高い方が効果がある」と思っている人が少なくない。NACSの電話相談では、こうした消費者心理につけ込み、有効性の根拠のない商品を高額な値段で売り付ける業者の姿も浮き彫りになった。

適正な製品とそうでない製品を消費者が見分けるのは難しいが、「錠剤やカプセル、粉末の形状で何万円もするものは疑ってもいい」(梅垣センター長)。

「健康食品」高額商品は要注意 不調感じたら摂取中止を より抜粋


PLACEBO-EFFECT-DrCarmenRodriguez / Carmen Rodriguez NSP



整体を論じるのも難しいですけど、「健康」というものも相当難しいですね(;^_^A

自称“健康食品”を利用するに際して、一番いいのは、かかりつけのお医者さんに聞くことでしょうね。
もしくは、きちんとした医師、同時に利害関係のない医師が飲んでいる・食べている「健康食品」を摂ることです。

だいたい、お医者さんが健康食品を利用したり、サプリメントを大量に飲んでいたりってほとんど聞きません。
※その先生がその商品に関わっている場合は除く

そもそも、栄養素はまともな食品から摂るべきで、わけのわからない工場製品からその要素だけを抽出された錠剤を飲むべきではないと個人的には考えております。

以前、どなたかが「サプリメントは“免罪符”」とおっしゃっていました。
日頃の不摂生な生活、及び食習慣をそれで「糾(あざな)おう」としているだけで、決して「補える」ものではありません。

よく酒は百薬の長と呼ばれています。
これはお酒を飲めば健康になるという意味ですが、お酒を飲めるだけの健康体という状態を示してもいます。

これをサプリメントなどの健康食品に当てはまれば、ちょっとくらいおかしな自称「健康食品」を摂取しても大丈夫なくらいの健康体ともいえ、結果的には健康なのでしょう。

また、

>消費者の中には「高い方が効果がある」と思っている人が少なくない

というように、健康に関しては プラシーボ(プラセボ)効果 というものが多いに働きますので、まったく「健康食品」に効果がないとまでは言い切れません。

そういったこともあるので、健康って本当に難しいんですよねf^_^;