2012年12月27日木曜日

メイド整体マッサージ

世界初! メイドさんの整体院「黒蜜館」まもなくオープン
http://news.nicovideo.jp/watch/nw468290

メイドさんによる整体マッサージを提供する整体院「黒蜜館(くろみつかん)」が、12月24日に正式オープンする。「柔道整復師」の国家資格保有者が在籍するメイド整体院として、世界で初めてのお店だ。



「ロヤルボディーケアマッサージ」
〝ロイヤル〟という割には、いわゆる〝なでている〟だけの素人さんマッサージですねf^_^;


ていうか、この店、「マッサージ」の文言使っちゃダメでしょ…。


【会社名  整骨院 黒蜜館
事業内容  整骨院】
http://www.kuromitsukan.com/recruit.php

完全に整骨(接骨)の先生、柔道整復師さんの名義貸し事業ですね。
どうせなら、マッサージ師の先生の名義も借りればいいのに(;^_^A

【NEW OPEN☆高校生OK
☆週1日・1日4h~OK!日払いもOK!
 【立川にNEW OPEN】
本格的なマッサージ技術を覚えたい子、 キレイでおしゃれなお店で働きたい子、 みんな大歓迎です☆】
まぁ、こんな感じの従業員募集ですから、基本的にキャバクラ化したリラクゼーション店ねらいのお店でしょうね。

2012年12月26日水曜日

小顔整体もステマ?



最近、ほしのあきさんやピースの綾部さんなど、芸能人のブログによるペニーオークションの宣伝が問題になりましたね。
いわゆるステマというやつです。
ステマが酷いというよりも、芸能人の知名度、影響度を利用した詐欺的行為は酷いですね。

と、そんなことを数日考えていましたら、あれ、と、どこかに何かが引っかかるのです。
…え~っと、どこかで似たようなものがあったような…と、頭をグルグル働かせていると、気づきました。

これって、「小顔と同じじゃね?!」

以前、小顔整体にかんして、こんな記事を書きました。

小顔整体は“整感”商法?

こちらに出てくる某小顔整体は、1回の施術で、一生涯、小顔が元に戻らないというスパーテクニックの小顔矯正整体院です。
まぁ、その分、お値段も少々はりますが…1回21万円です。
って、少々はるどころじゃないでしょ!?(((( ;°Д°))))


まぁ、料金的なことは、出す人の自由ですから、高い安いは個人の価値観にお任せします。

ここの小顔整体で、ちょっと気になるのが、「うちはクレームがゼロです」というところ。
どんな商売や仕事をしていても、クレームがゼロというのは、本当に難しいと思います。
ましてや、小顔整体というのは、顔が小さくなるかどうかという、はっきりと目で見てわかるという効果なのですから。
※しかも、こちらの先生、どう見てもお顔が大きいですし…←これは独り言のオフレコで。

クレームゼロ=100%の小顔効果ということなのでしょうね。

が、2ちゃんなどを見ていると、けっこうクレームをつけている人がいるんですよねf^_^;これはいったいどういうことなのでしょうか?
クレームゼロというのは、クレームの受付がゼロということなのでしょうか??

お客さんがクレームをつけても、それをクレームと認識しなければ、まぁ、確かにクレームはゼロですもんね…。

あと気になったのが、こちらの小顔整体が、頻繁に著名人のブログで紹介されていること。
まぁ、芸能人や著名人の人たちは、それなりにお金もあるし、見た目も気にしなければいけない商売ですから、そういった「顔」のケアは大切なのでしょう。

でも、ペニーオークションでの、芸能人たちの誘導ブログを知ってしまった今、もしかしたら、「この小顔整体はいいよ」と言っているのも、もしかしたら、ペニーオークションと同じステマなのでは?と思ってしまいます。

どう感じるかは、みなさんの判断にお任せします。


> 小顔整体もステマ? 2

2012年12月25日火曜日

プラシーボ(プラセボ)効果


Your Medicine Doesn't Heal the Disease / PraveenbenK


 プラシーボ(プラセボ)は偽薬という意味。
心理的精神的効果であり、理学的に効果を与えている訳ではないものをプラシーボ(プラセボ)効果という。

プラセボ効果(プラシーボ効果)とは、偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって何らかの改善がみられる事を言う。
この改善は自覚症状に留まらず、客観的に測定可能な状態の改善として現われる事もある。

原病やその症状自体の改善というよりは、「薬を飲んでいる」事による精神的な安心感の方が目的となる事もあり、このような単なる安楽は通常偽薬効果には含まれないが、その区別が難しい事もある。

ウィキペディア  偽薬


プラシーボ(プラセボ)効果のおもしろいところは、本人がわかっていても効果があがることがあるということですね。

以前読んだ本の中で、こんなプラシーボ効果のエピソードがありました。

とある外国人の方(医師)が、仕事で飛行機に乗らなければいけなくなり、いつものように飛行機酔いを防ぐため、酔い止めを飲もうとしたら、間違えて風邪薬を持ってきてしまったことに、気づきました。

小さな飛行機だったので、いつも自分が服用している酔い止めの薬はなく、仕方なく「これはいつも飲んでいる酔い止めの薬だ」と、自分に言い聞かせて、風邪薬を飲んだそうです。

そうしましたところ、いつもと同じように、まずまず快適な空の旅を送れたそうです。

この方は、お医者さんですし、もちろん、「プラシーボ効果」のことも知っていました。

頭では風邪薬とわかっていながら、これは酔い止めの薬だと言い聞かせることで、酔い止めの効果があったという、実に不思議なプラシーボ効果です。


これほど極端な例は、あまり体験できないでしょうが、似たようなことはあるのかと思われます。

例えば、マイナスのプラシーボとして、ある有名なラーメン店に入り、ラーメンを頼みました。
評判のラーメン店だけあって、味はものすごくいいです。

あなたが、半分ほど食べたところ、何か黒いものが出てきました。
なんとゴキブリが入っていたのです…。

あなたの味覚は変わりましたか?変わりませんか?



関連ページ  『偽薬のミステリー』 パトリック・ルモワンヌ
         整体とプラシーボ効果
         患者の3人にひとりが涙する       

2012年12月20日木曜日

りらくってどうよ?的な記事


りらくで働いている人の書き込みがあったので、勝手にコピペ

【自分で言うのもなんですが3週間の研修で人の体を揉んでいます。仲間もほぼそんな感じです。最初は不安でしたが、適当に揉んでいればお客さんから気持ちいいと言われて楽勝です。

ただし5人くらいやるとかなり疲れますので、それ以上やる場合は手抜きしてます(すみませ~ん)
でも労力からすると時給の¥1800は安すぎます。¥1000以上ピンはねされますんで・・・手を抜かないとやってられません。

知り合いで接骨院をやっている人がいますが、りらくのおかげでかなり患者が減っており、協会の中で話題になっているそうなので、なんらかのりらく潰しの動きが出てきても不思議ではないと思います。

まあとにかく世間は安ければ何でも良いと言う人ばかりなので店は大繁盛です。
自分は腰のヘルニア持ちなので調子が悪い時は行きつけの整体院に行きます。
値段は1時間¥5000ですが満足です。¥3000の所には絶対行きません。】

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1298960452


3週間の研修ならば、まだまとも なのではないのでしょうか?
ただ、期間よりも、総研修時間の方が重要ですがねf^_^;
こちらは愛知の方なので、まだ、きちんとりらくのシステムが働いているのかもしれません。

>適当に揉んでいれば

結局のところ、ここが素人さんの第一関門なんですよね。
まったくテクニックを知らない人に、「どんなやり方でもいいから1時間もんで」と頼んでも、まず無理です。何も知らずに、人の体をもみほぐすことは、かなりきついです。
例えば、肩だけ1時間指で押すことはできますが、それはそれで精神的にしんどい作業です。
この「適当に」というと語弊はありますが、長時間揉めるようになるのが、プロへの第一歩です。

>ただし5人くらいやるとかなり疲れます

これはやり方がよくないからですね。プロならば、疲れないやり方も勉強しなければいけません。

>¥1000以上ピンはねされますんで・・・

オーナーとしても、家賃や店を作った費用の支払いがあります。雇用体系を見る限り、ピンはねということはないと思いますが(;^_^A
まぁ、働いている方としては、「ピンはね」と感じてしまうんでしょうね。これはどの業界にも当てはまります。

>手を抜かないとやってられません

まぁ、こんな感じで格安店は、徐々に劣化していくのでしょうね。
そこが本格店との違いです。

>接骨院をやっている人がいますが、りらくのおかげでかなり患者が減っており

これがおかしいんですよね。
どうして接骨院の患者さんが、格安マッサージ店のお客さんになってしまうのか?

接骨院は、今まで何をしていたのでしょうか?

>自分は腰のヘルニア持ちなので調子が悪い時は行きつけの整体院に行きます。

まぁ、中身はこういうことということですね。
客には安いお惣菜を出すけど、裏を知っているので、自分では絶対、店のものは買わないというスーパーの店員と同じですねf^_^;


> りらくってどうよ?的な記事 2

関連記事  りらく 裏情報
        「整体マッサージ師募集 コリ・と~る」の求人広告を見て思ったこと
        太田市に 「わらく」 登場
        ファスト・マッサージもしくはコンビニ・マッサージ
        ファストマッサージは規制されるか?

※画像は、http://riraku-salon.com/top.html より、お借りしました。

2012年12月15日土曜日

整体師の誤謬


fallacy / cboettig



技術者の誤謬を書きながら、あれ、これは整体師にも当てはまるのでは?と思ってしまいました。

技術者の誤謬

よいものを作れば、消費者も欲しがる
ゆえに、よいものを作れば、ものは売れる、という過ち

わたしは整体師として、整体や本格ほぐしに力を入れているのですが、それはいうなれば「技術」です。

わたしにも、技術が優れていれば、その技術をお客さまがほしがる、ゆえに技術を高めれば、商売的にもうまくいく、という思いでした。

ところが、うまくいってないですね…f^_^;

技術云々どころか、今や太田市でも、60分3000円のリラクゼーション店がちらほら進出しはじめました。

太田市に 「わらく」 登場

この「わらく」の他に、ドンキホーテの南側で「いちょうの木」という同じような店が、12月19日(水)にオープンします。

このお店の張り紙をちょっと見たら、まるきり「りらく」や「わらく」と同じ雇用形態の求人募集が貼ってありました。
営業時間も、10:00~2:30で、同じでしたね。

もしかしたら、「りらく」から分かれて、同じ系列だけれど別の店名でやっているだけかもしれません。
まぁ、やり方はそっくりそのままコピーした、別の経営者の確率の方が高そうですが。


このような60分3000円のお店について、最近随分と考えているのですが、これってけっこういいじゃないのかな?と思い始めました。

というのも、最近、わたし自身がこの仕事に対して、以前ほどの情熱を感じなくなり、さりとて今までの経験を無駄にもしたくないので、どこか場所を貸してくれるようなところがあれば…という意味においては、このようなお店は、まさに整体師に対しての場所貸しのスタイルということなんですよね。

銀座のクラブなどもそうですが、けっこう場所貸しのスタイルの仕事ってあるんですよね。

万が一、わたしが別の事業を始めて、それでもたまには本格ほぐしをやりたいな~と思った時、これほどうってつけの場所はありません。

まぁ、訪問で整体をやればそれにこしたことはないのですが、中には訪問は嫌だというお客さまもいるでしょうから。


でも、お店側がそんなに自由に勤務時間を選ばせてくれなさそうですけどね、どうなんですかね?

2012年12月5日水曜日

自分の店の隣に格安のリラクゼーションのお店 4

自分の店の隣に格安のリラクゼーションのお店 3 の続きです。


さて、本題に戻り、この危機をどう乗り越えればよいのか?ということですが・・・
正直、わからないですねf^_^;

「こうすれば、こうなってよい」という方程式でもあれば経営も楽なのでしょうが。

これからは、この業界も2極化が進むと思います。
その2極とは、「上質」か「手軽さ」か、ということです。

※参照 『トレードオフ』  ケビン・メイニー

生き残るのは、1時間8000円の「上質な」リラクゼーションか、1時間3000円の「手軽な」リラクゼーションだと思います。
ただ、1時間6000円のリラクゼーションが駄目かと言えば、そんなこともないです。
努力と工夫次第では、「上質な」リラク店にも「手軽な」リラク店にも、十分太刀打ちできると思われます。
ただし、それはものすごく大変なことだと、覚悟した方がいいと思います。


ただ、心に銘じておかなければならないのは、先にも何度も述べておりますが、果たして

60分6000円の料金は妥当なのか?

ということです。

もし同じなようなサービス内容を、ライバル店が半額で用意できるのならば、それは無謀ではありません。
ただ単に今までの60分6000円という料金設定が、高過ぎたということなのかもしれません。

60分3000円のリラクゼーション店が流行って困るのは誰でしょうか?

もしかしたら、業界全体が10分1000円の上に、あぐらをかいていただけなのかもしれません。


関連記事 ファスト・マッサージもしくはコンビニ・マッサージ

自分の店の隣に格安のリラクゼーションのお店 3

自分の店の隣に格安のリラクゼーションのお店 2 の続きです。


60分6000円と60分3000円のリラクゼーションのお店では、給与も同じわけにはいきません、ということはないですね。

先の例にならえば、60分6000円で時給1000円を得るためには、8時間で4人のお客さまの施術をすればよかったです。
では、60分3000円のお店では、時給1000円の給料をもらうためには、どうしたらいいか?

これは小学生でもわかる簡単な算数ですね。
そうです、働く時間を倍にすればよいのです。

ですから、理論上は、こちらの質問主さまも同様に料金を半分にし、お客さまを倍にすれば現状の売り上げを維持することは可能です。
まぁ、これはほとんど机上の空論ですが。

まず、はじめにそんなに簡単にお客さまは増えないという現実があります。
宣伝をしたり、広告を出せばお客さんが自然に来るということはありません。
また、料金を下げればお客さんが来るだろう、というのもデフレ下の悪しき見識です。

それよりもまずいことがあります。それはこちらの店のスタッフが納得するか、ということです。
今まで半分の時間でもらえていたお給料を、これからは倍の時間働かないともらえないとなると、たいていのスタッフさんはやめてしまうでしょう。

それでは、なぜライバル店はスタッフを集められているのか?という疑問が残ります。
それがこの格安リラクゼーション店が急増しているキモになります。

当ブログでも度々取り上げておりますが、格安のリラク店は雇用形態が違うのです。

※参照 太田市に「わらく」登場

りらくが有名どころですが、最近の格安リラク店の雇用形態は、事業主の請け負い業務なのです。

わかりやすく言うと、給料ではなく、すべて出来高制なのです。

それでは、こちらのライバル店の給与(報酬)体系を考えてみましょう。

ライバル店は、60分3000円で、だいたい施術スタッフの取り分は1800円、つまり6割の歩合給です。
平均単価を2600円くらいに考えると、1日に4人ならば、店4160円:スタッフ6240円。
5人 店5200円:スタッフ7800円。
6人 店6240円:スタッフ9360円。
・・・という具合になります。

こうやってみると、6人目からはだいたい請け負いでの報酬の方が、給与よりもよくなるのかと考えられます。
※まぁ、その分、1日中働きっぱなしという感じになるかと思いますが。

また、ここでわかるのは、お店に入ってくる金額が給与体系の従業員の時よりも、かなり少ないということです。
それでは、本当に少ないのかと言えば、そうともいえないのがみそです。

60分6000円を前提としたお店で、仮にスタッフが5人、1日のお客さまが20人であれば、平均客単価5000円とすると売り上げは10万円です。
この中の給与分(日給8000円×5人)を引いた6万円がお店に残ることになります。

それでは、60分3000円のお店の場合はどうかとういうと、料金が安いのでお客さんも集めやすく、歩合給なのでスタッフもやる気が違います。
最低でも、60分6000円のお店の倍の人数はお客さまがいらっしゃるでしょう。
ということは、単純に倍の計算だと、スタッフ5人、1日のお客さまが40人、平均客単価2600円とすると売り上げは10万4千円です。

スタッフに6割(6万2400円)なので、お店には41600円が入ってくることになります。

ここで注意しなくてはならないのは、これは単純計算だということです。
※まぁ、机上の論理ですけど。

もともと、格安のリラク店は大勢のスタッフと雇用形態を結び、多くのお客さまを呼び込むシステムにしています。

ということは、スタッフは10人お客さの数は1日60人という設定が当たり前です。
となると、売り上げは15600円となり、スタッフに93600円、お店に62400円という具合になります。

ここで、ほぼ60分6000円のお店と60分3000円のお店のスタッフに支払った後の取り分が並びました。

ですから、戦略としては、60分3000円の料金でも全然ありなのです。


自分の店の隣に格安のリラクゼーションのお店 4 へ

自分の店の隣に格安のリラクゼーションのお店 2

自分の店の隣に格安のリラクゼーションのお店 の続きです。


どうして、元スタッフがあなたのお店の隣にあえて出店したかといえば、(おそらく)嫌がらせではなく、商機があると思ったからではないでしょうか。

良い悪いは別にして、あなたの経営スタイルの不備が目につき、こう改善すれば自分の方がうまくやれる、という確信があったため立地のよい、あなたのお店の隣という場所を選んだ、と考えられます。

また、今の主流は、60分3000円になりつつあるので、60分6000円のやり方はもう古いと思ったのかもしれません。

ここで、話を戻しますが、そもそもこちらの方のリラクゼーションコース60分に6000円を払う価値はあるのか?ないのか?という問題があります。

これは、ちょっとややこしい問題でして、これから先は一般の人にはちょっとわかりずらいかもしれません。


クイックマッサージ業界は、今まで10分1000円を当たり前としてきました。
そして、それをお客さまも当然のこととして受け入れてきました。

では、施術内容はどうかといえば、これはひどいところが多かった、というよりも現在進行形で、ひどいところが多いですね。
素人よりはうまいですが、たかだか1か月くらいの研修で、現場にデビューというのがほとんどで、基本的には施術ではなく、接客・接遇がメインの仕事となっております。

※参照 キャバクラ化するリラクゼーションサロン 1

さて、このような状況において、質問主のお店はどうなのか?という疑問が起こります。

接客はもちろん施術もうまいお店、ということならば、そのまま静観していても大丈夫かもしれません。
しかし、新しいお店の施術と似たり寄ったりで、接客・接遇メインのリラクゼーションサロンだったら、そうなると自然、お客さまは料金の安い方に流れます。

つまり、新しいお店のオーナーである元スタッフのやり方は、実に正しいということになります。

では、質問主の方も同じようにやればいい、と簡単に思えますが、これがなかなか難しいのです。

それは、今まで10分1000円を当たり前としてきたので、そういう体制になっているのです。
一番大きなところは従業員の給与体制が、10分1000円を当たり前としたものとなっているのです。

それはどういうことかというと、10分1000円の料金体系の場合、お客さまをひっきりなしに施術することはまれです。
ですから、こちらのお店がどうかはわかりませんが、だいたい時給1000円で、8時間拘束、施術人数4人といった感じになるのが通常だと思われます。

おおざっぱに計算すると、平均単価5000円×4人=20000円の売り上げをスタッフ1人があげます。
20000円のうち店の取り分が12000円で、スタッフが8000円ということになります。

そういう感じのが、10分1000円を前提とした給与体系です。

では、60分3000円の場合はどうなっているか?ということになります。


自分の店の隣に格安のリラクゼーションのお店 3 へ

自分の店の隣に格安のリラクゼーションのお店

ヤフー知恵袋に以下のような投稿がありました。
※以下【】転記

【私は、今、リラクゼーション店の社長をしています。
当店の入っているマンションの隣の部屋に店がオープンするみたいで引っ越しが始まったのに看板が全く上がらなかったので、スタッフや店長と何の店だろうと話していたところ、昨日、オープンして看板が上がりました。そしたらなんと同業者でした。
しかも、料金が当店の半額以下の料金設定です。

例をあげると、マッサージの60分コースが当店では、6000円に対して、そこの店は60分2500円の設定で、30分当店では3000円のところを、30分1000円、45分当店では4500円ところを、45分2000というかんじで設定されています。
昨日はそこの店はお客様は行列でしたけど、当店は通常の半分以下しか入っていません。売上も激減でした。

また、新規にオープンした店の経営者が以前、当店で働いていたスタッフでした。
当店では独立開業については応援するから頑張って技術を習得したら開業をして下さいといっていましたが、まさかこのような嫌がらせをされるとは思っていませんでした。

家賃やスタッフの給料等を考えると、料金を値下げするわけにはいかずに頭を抱えています。

営業時間は当店も新規オープンの店も24時間営業の年中無休になっています。

リラクゼーション店の経営者の方やスタッフの方等に尋ねたいのですが皆さんならどのように対処してのりきりますか?】

う~ん、これは頭の痛いところですね(x_x;)
しかも、そのお店を出したのが、元従業員…。嫌がらせかどうかはわかりませんが、ちょっと気持ちの良いものではないですね…。

まず、考えられる対処法としては、とりあえず静観することでしょうね。
少しの間(3か月くらい)様子を見て、双方のお店がどうなるか、確認してから行動することです。

オープンだからあちらのお店にお客さんが入っているだけで、しばらくすれば、客足は戻ってくる可能性はあります。
でも、可能性はあっても高くはないかもしれませんね。どちらも24時間年中無休の営業体制ということは、これは都市部でのリラク店でしょう。
ということは、もちろん常連さんもいるでしょうが、どこかリラク店に行きたいという人の方がメインではないかと推測されます。

つまり、今までいらしていたお客さまは、こちらの方のリラク店ではなく、ただリラク店に来ていただけで、値段が安ければ隣のリラク店の方がいい、という種類のお客さまだった可能性が高いのです。

こうなると、客足が戻ることはないでしょうから、早めに対処した方がよいということになります。

そもそもとして、60分6000円は普通なのか?高くはないのか?という疑問があります。
どうして、あちらが60分3000円で、おたくのリラク店が60分6000円なのか?ということです。

わかりやすい理由は技術レベルが違うから、ということでしょう。
こちらには60分6000円の価値があり、あちらにはその半分の価値しかない、ということであれば、納得できます。

しかし、それを判断するのは経営者ではなくて、もちろんお客さまです。

また、どうしてあえて元スタッフがあなたのお店の隣にオープンしたかと言えば…


自分の店の隣に格安のリラクゼーションのお店 2 へ

ファスト・マッサージもしくはコンビニ・マッサージ

最近、60分3000円のファスト・マッサージが増えてきましたね。
これらの特徴は、とくに地方都市では、ロードサイド(幹線道路沿い)にあるので、コンビニ・マッサージと呼んでいいかと思います。

文字通り手軽に気軽に入れるマッサージ店であり、文字通りコンビニの跡地に入っていることが多いです。
正確には「マッサージ」ではないお店が多いです。

今までのクイックマッサージはショッピングセンターなどにテナントで入っていたり、個人が路面店を出しているのがほとんどでした。
今、ちまたに広まっているコンビニマッサージ店は、これもその名の示すように、フランチャイズ制になっているところが多いようですね。

例えば、一番目に付くコンビニマッサージ店は「りらく」さんですね。

こちらの求人 を見ると、その経営実態が垣間見えます。

このようなコンビニマッサージの雇用形態は、ほとんどが業務委託というかたちで、そこで働いている人たちは社員ではありません。
いわばコンビニマッサージ店が場所を貸している感じですね。

そこで、問題なのはこういったコンビニマッサージ店の「腕」、「技術」といったものはどうなのか?ということでしょう。

これはなんとも言えないですねf^_^;

基本的には業務委託なので、個々人の整体師さんやセラピストさんの技術次第なので、うまい人にあたればうまい、としか言いようがないですね。
ただし、こちらの求人要綱を見ると、

未経験者はプロの技術を習得頂く最短7~14日の講習有

と、なっておりますので、正直ちょっと怖いですねf^_^;

2012年12月3日月曜日

腰痛の9割は治るんです!

どこかの質問サイトに、

「腰痛の9割は治る、という本があって買ってみたのですが、いっこうによくなりません。これってやり方が悪いのでしょうか?
そもそも、本当に腰痛の9割が治るって本当なのでしょうか?」

というような趣旨のものがありました。

これ正直にいいますと「詐欺!!」ではないんですよね。
本当に治るのです。

腰痛は今や国民病とも言われ、4人に1人はかかるとも言われている疾病です。

では、この人たちは全員この本を読んで治しているのか?といえば、もちろん、そんなことはありません。
※この本とは、こちら(確信はないですが、おそらく9割こちらでいいと思います)↓



こちらの本は医学的には正しいとは言えないかもしれませんが、科学的(統計学的)には正しいです。
つまり、このやり方で9割治せると言えば、ウソになるかもしれませんが、自分で9割治せるというのは、統計学的にはまさにその通りです。

国民病とも言われている腰痛ですが、すべての人が医者や整体などに行っているわけではありません。
どこかに通ったり本を読んだりして、腰痛を治そうとする人は、むしろ、少数派かもしれません。
また、整形外科に行って、「骨には異常はないですね」と湿布だけもらって帰る人はたくさんいるでしょう。

さて、そのような人たちは、ずっと腰痛で苦しんでいるか?
そうではないんですよね。

たいていの人は3か月、ほとんどの人は1年以内に腰痛がおさまることが通常です。
そうです。何もしなくても、ほとんどの腰痛は自然に治癒するものなのです。

ですから、『9割の腰痛は自分で治せる』というのはウソではないことになります。
※自然治癒を自分で治すに置き換えれば

それでは、どうしてこの質問者さんの腰痛が治らないかというと、それは残念ながら残りの1割だからです。
原因はわかりません。
そんなことを回答すると身も蓋もなさそうだったので、こちらにアップすることにしました。

9割の腰痛は自分で治せる、というのは、ほとんどの腰痛は自然に治癒する、というカラクリが裏にあるのです。

潔癖症と感染症

読売新聞の医療ルネサンスに、感染症の「トキソプラズマ」という記事がありました。
これは以前NHKのあさいちでも取り上げられていたのですが、その時はスルーしてしまったので、こちらに書きます。

トキソプラズマ…猫や牛、豚、馬などの動物に寄生する原虫。感染した動物の肉を生や十分に加熱せずに食べる、土いじりをする、感染した猫のふんをいじるなどが、感染の経路です。

人から人へは感染しません。ただし、妊娠中に初めて感染すると、胎児に感染することがあります。
胎児が感染すると、目や脳に障害が出る恐れがあります。

以上、読売新聞(2012.12.3)より

また、記事の中で、妊婦さんに

1 肉を生で食べない
2 土いじりに気をつける
3 肉用とサラダ用のまな板や包丁をわける
4 ネコの世話は家族にまかせる

などの提言をされています。

う~ん、それはそうなのですがえへへ…

基本的に、ニャンコの世話以外は「食中毒」の予防と同じですねドラえもん
肉を生で食べないというよりも、生食ってそうとう危険が伴うので、覚悟して食べた方がいいですが、こちらの記事によると、トキソプラズマの感染は土いじりによるものが多いそうです。

どうしてか?といえば、家庭菜園などで、ネコなどがやらかすんでしょうね、そこに粗相を。
すると、自分の家ではネコを飼っていなくても、野良や他の家のネコの仕業により、家庭菜園などで感染することになります。

ですから、妊娠中の方は、肉の生食(※これはユッケ事件以来大丈夫かな)や土いじりなどには気をつけましょう、という結論になるかと思いますが、ちょっと待ってと思ってしまうのです。

前文にもありますが、妊娠中に初めて感染すると、という但し書きがあるのです。
つまり、妊娠前に感染していれば、もう母体に抗体ができているので、まったく危険ではないですよ、と言っているのです。

ということは、子どもの時、土いじりなどを通して、すでにトキソプラズマに感染し、抗体ができていれば、このような母子感染は起こらないのです。

最近は、子どもに安心・安全・衛生を絶対的命題のように確保する親が多いように感じます。
しかし、過保護過ぎても後でバランスを崩すこともあるので、その辺りは難しいところですね。

母子感染症に興味のある方は、こちらの会をどうぞ↓
トーチの会
http://toxo-cmv.org/

2012年12月2日日曜日

介護現場の腰痛対策

腰痛治療 と題するブログがありました。
http://ameblo.jp/okarudesu/entry-11416558350.html

以下【】転記。

【介護業界では、腰痛と付き合いながら仕事をしている人が物凄く多いです。

この問題を解決するために治療院を探して紹介できないかと思っているのですが、少しわかったことがあります。

それは巷にある沢山の整体やマッサージなどで行われている、グイグイと圧すような方法は、優れた施術師は行っていないということです。

また治療時間も少なく、一回から数回で治療が終わるということもわかりました。

軽く圧をかけたり、さするような動きであったり、振動を与えるような動きであったりと手技は違えど共通する点を踏まえながら、紹介先を見つけたいと思います。】


介護現場で働く多くの人が腰痛を抱えているというのは周知の事実で、腰痛治療に気にかけていらしゃるこちらの方の思いはごもっともです。

でも、結局、腰痛治療は対処療法になってしまうのではと、わたしなどはへそを曲げて考えてしまいますけどねえへへ…

単純に考えて、では、その人が介護の現場を辞めたら腰痛はどうなるか?

おそらく腰痛はなくなるでしょう。

そうであるならば、原因である介護の仕事を変えないかぎり、根本的な腰痛の対策にはなりません。

どうやったら、二日酔いが防げるかを研究しているようなものです。
※もちろん、お酒を飲まなければよい。

でも、みなさん、介護の仕事を趣味でやられているわけではないでしょうから、簡単にやめるわけにはいかないでしょう。
そこで、今は、介護士の負担を軽減させるサポーターや移動リフトが現れつつあります。

※参照 介護士の腰痛対策

良い治療院を見つけるのも大切でしょうが、やはり介護の現場を根本から見直すということも大事なのではないでしょうか?

小顔整体は“整感”商法?



最近「小顔整体」のことをよく調べています。
もう一時期のブームは、ちょっと過ぎたかな?と思っていたのですが、なかなかどうして、みなさんの小顔願望は衰えることを知らないようですね。

女性だけに限らず、少なからず男性にも「小顔」になりたい!という願いがあるようです。
ちょっと、自分的にはその心理はわからないですがf^_^;

そもそも、整体で、つまり手技によって、顔のかたちが変わったり、顔が小さくなるのか?と言えば、医学的には無理でしょうね。

まぁ、その

「無理だと思うでしょ?でも、わたしの長年の研究で、ついに小顔になる整体を発見したのです!!」

ということにつながるのだと思うのですが。

で、実際にはどうかというと、

・半永久的に小顔のまま
・クレームは今までゼロ
・有名人や芸能人も通う店

という小顔整体のお店はあるわけで、それならそれなりの効果があるのかな?とわたしですら信じたくもなります。
※わたしは、懐疑論者ではなく、不可知論の思想なので、「わからない」ということが前提です。

その上のお店というのが、銀座に店を構えている「西○式小顔整体」。
http://seitaisi.rokuyon.biz/g-1.html

まぁ、銀座という場所がらもあるでしょうが、1回の施術が、2万1000円って…あれ、桁が1つ違う・・・。
に、に…21万円也です…。

美容整形などで小顔にすれば、さらに1桁上にいくでしょう。
ですから、まぁ、これで半永久的に小顔になれるならば、お高くはないのかもしれませんが。。。

どうやら、ゼロのはずのクレームが、2ちゃんでは、ちらほらありますね。
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/diet/1308486232/

どうやらこれは完全に、霊感系の占いと同じ特徴ですね(;^_^A(→ 楽しんご整体と霊感系占いの不都合な共通点

アフターフォローも充実どころか、クレーマー扱いされて、泣き寝入りしている方も多いようです。
こうなるともう、これは「霊感商法」ならぬ「整感商法」のレベルですね。


> 小顔整体は“整感”商法? 2

太田市に 「わらく」 登場



「りらく」に続いて、「わらく」というリラクゼーション整体が、太田市にできるようです。
と言っても、りらくは大泉ですが。
以下、求人転記。


わらく 太田店
所在地 群馬県太田市古戸町712-2
http://megalodon.jp/2012-1202-1252-55/www.job-j.net/gunma/job/873007


仕事内容 リラクゼーションスタッフ
資格 未経験者大歓迎! 経験者優遇!
給与 報酬:完全歩合制
基本1,800円(60分)
指名2,000円(60分)
※未経験者は300hまで1,500円(60分)
※売上の57%~64%
勤務時間 10:00~深夜2:30 ※時間応相談
休日 応相談
待遇 未経験者は最短7日~14日の講習終了後活躍頂けます。(講習は12/5から開始予定です)
※講習代は全て弊社負担
※車通勤OK

これって「りらく」とそっくりです。



りらく「大泉店」・「館林店」 
http://megalodon.jp/2012-1202-1256-58/townwork.net/detail/Fh30010s_lac_01_rid_13101698_axc_40/

[委]リラクゼーションスタッフ ★未経験者歓迎!!★
完全歩合制◆1800円(60分) ※指名の場合2000円(60分)

※未経験者は施術時間300h迄、1h:1500円
※損害保険料:3000円/年、危機管理料:200 円/月(税込)が別途必要となります。

勤務時間:10:00~翌2:30◆アキ時間等でご相談を

資 格:未経験者はプロの技術を習得頂く最短7~14日の講習有。※講習代:弊社負担 ※講習期間中、報酬はありません。

事業内容: リラクゼーション◆3年目で200店舗突破


「わらく」は埼玉県ふじみ野市に本部があるようで、「りらく」とは別物だと思います。
これほど似ている雇用形態や勤務形態ですので、事業の提携をしているのか、もしくは、りらくのやり方がわかったので、勝手にわらくがフランチャイズ展開しているかのどちらかでしょうね。

でも、これからも、1時間3000円のファスト・マッサージは、どんどん増えるでしょうね。

最近では、ARISAN(アリサン)というバリニーズオイルマッサージのお店がドンキのところにできました。
そのすぐ南側のところにも、「いちょうの木」というリラク店ができるようです。