2012年12月25日火曜日
プラシーボ(プラセボ)効果
Your Medicine Doesn't Heal the Disease / PraveenbenK
プラシーボ(プラセボ)は偽薬という意味。
心理的精神的効果であり、理学的に効果を与えている訳ではないものをプラシーボ(プラセボ)効果という。
プラセボ効果(プラシーボ効果)とは、偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって何らかの改善がみられる事を言う。
この改善は自覚症状に留まらず、客観的に測定可能な状態の改善として現われる事もある。
原病やその症状自体の改善というよりは、「薬を飲んでいる」事による精神的な安心感の方が目的となる事もあり、このような単なる安楽は通常偽薬効果には含まれないが、その区別が難しい事もある。
ウィキペディア 偽薬
プラシーボ(プラセボ)効果のおもしろいところは、本人がわかっていても効果があがることがあるということですね。
以前読んだ本の中で、こんなプラシーボ効果のエピソードがありました。
とある外国人の方(医師)が、仕事で飛行機に乗らなければいけなくなり、いつものように飛行機酔いを防ぐため、酔い止めを飲もうとしたら、間違えて風邪薬を持ってきてしまったことに、気づきました。
小さな飛行機だったので、いつも自分が服用している酔い止めの薬はなく、仕方なく「これはいつも飲んでいる酔い止めの薬だ」と、自分に言い聞かせて、風邪薬を飲んだそうです。
そうしましたところ、いつもと同じように、まずまず快適な空の旅を送れたそうです。
この方は、お医者さんですし、もちろん、「プラシーボ効果」のことも知っていました。
頭では風邪薬とわかっていながら、これは酔い止めの薬だと言い聞かせることで、酔い止めの効果があったという、実に不思議なプラシーボ効果です。
これほど極端な例は、あまり体験できないでしょうが、似たようなことはあるのかと思われます。
例えば、マイナスのプラシーボとして、ある有名なラーメン店に入り、ラーメンを頼みました。
評判のラーメン店だけあって、味はものすごくいいです。
あなたが、半分ほど食べたところ、何か黒いものが出てきました。
なんとゴキブリが入っていたのです…。
あなたの味覚は変わりましたか?変わりませんか?
関連ページ 『偽薬のミステリー』 パトリック・ルモワンヌ
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