2014年7月29日火曜日
雑誌『健康』9月号は、しびれ解消の特集です
画像診断でも原因がわからないしびれや痛みを、自分で解消した人は実際にいます。
神経組織の修復薬に使われるビタミンB12が豊富な【しじみ氷】
姿勢を少し変えるだけで【首の痛みを取り去る3つの習慣】
「しびれ・痛み」が巻くだけでよくなる【タオル首枕】
腰のしびれや痛みはたった3カ所ほぐせば治る【腰の3点ほぐし】
医者に行かずにわかる!【しびれ・痛みの自己診断法】
体験者続出!筋肉をゆるめて脊柱管狭窄症の激痛が解消【骨盤ゆらゆら体操】
関節の痛みとしびれを撃退する【発酵しょうが】など、役に立つ企画が盛りだくさん!
月刊誌『健康』8月2日発売の9月号は、頸椎症、腰痛、坐骨神経痛が一挙解決【神経のしびれほぐし】大発見 より
まぁ、当たり前の話ですが、
これでしびれが解消される!!
という世紀の発見ではなく、
これでしびれが解消された!?
という事後報告の特集です…。
典型的な「もしそれ」ですねf^_^;
※参照 もしそれがそうであるならば、もうそれはそうではない
最近、地震の予知に関するテレビをやっていました。(確か、たけしのTVタックル)
「地震の予知はできる!」と主張している人たちって、結局は『事後報告』なんですよね。
地震の予測が当たった事例を持ってきて、「地震の予知はできますよ、これがその証拠のデータで…」というふうにやり始めるのです。
それではその地震までのデータ(電磁波なり、地震雲なり、小地震なり)が、すべての大地震に当てはまるかといえば、もちろんそんなこともなく、地震が起こるはずなのに、つまり、その前兆があったにもかかわらず、大地震が起こらなかった事例は外してしまうというトリックが、予知主義者における大問題なのです。
この構造は施術業界にもよく見られます。
AKA(エーケーエー)療法のなんとか先生は、「来院された患者さんの97%は治っています」とまるで整体師先生のようなことを平気でおしゃっていました。
それでは、その97%という数字は、一体どのように調べられたのでしょうか?
おそらくきちんと追跡調査をしたのではなく、先生の体感だと思います。
別に体感として数字化することに意義を申し立てているわけではありません。
「今日は暑いですね。35度はありそうですね」
このような体感の数字はなんら問題はありません。
ただ恣意的に数字を捉える体感では、これはいけません。
たいがいの患者さんは 治るまで 通います。
これは何を意味しているかというと、通常の患者さんは正規の医療機関で治らないとわかると、整形外科などに通院しなくなるのです。
だって、そうだからこそ、われわれのような無資格の施術業が成り立っているのですから!!
つまり、来院して「先生のおかげで治りました」と直接伝えられる人たちばかりが来院しているので、完治率が限りなく100%になるのは当たり前の話なのです…。
「先生のaka?あか療法?全然良くならないよ!!」って苦情を言いに来る患者さんはほとんど皆無でしょうから(;^_^A
まぁ、
来院された患者さんの97%は治っています
と、バイアスをかけるのも、治癒には必要なことかもしれませんけどね。