2014年7月8日火曜日

究極の腰痛治療法とは?

研究によると、慢性痛の代表である腰痛には、

・20時間以上の高頻度エクササイズが効果的である
・個人の体力や能力別のプログラムを専門家の指導の下、継続することがより治療効果を高める
・痛みを緩和するにはストレッチングが有効であり、機能改善には筋力増強エクササイズが効果的である

などが報告されています。

世界各国の腰痛治療ガイドラインによると、医学的論拠が高く、推奨グレードも高い治療方法として、運動療法、認知行動療法、鍼治療などが示されています。一方で、現在一般的に行われている物理療法やコルセットなどの装具療法は推奨グレードが低く、効果もはっきりしないといいます。

「痛いのなら、痛み止めを飲んで安静にしてください」。

痛みの改善が見込めない薬物治療を押し付けるのは、医者のエゴです。また、安静による副作用を知らせないこともさらなる罪です。慢性痛に対する薬物治療や安静、手術療法の有効性に限界が見え始めた今、これまでの慢性痛治療の常識が変わろうとしています。

「安静」はウソ? 「運動」が正しい? 腰痛治療の新常識 より


全文は長かったので、前半分は端折り割愛しました。
※割愛する…惜しいと思うものを、思いきって捨てたり、手放したりすること。(goo辞書より)

全般的に「腰痛は安静にしていない方が良い」という論調に読み取れます。
確かに医学的見地からすると、“絶対安静”が腰痛に良いとは言っていません。
ただし、「安静=悪い」とレッテルのようなものを貼り付けてしまうのはいかがなものでしょうか?(;^_^A

絶対安静にしていても腰痛治療としては逆効果というのは、腰が痛いからといって何日間も寝ているよりも、2~3日安静にして少しずつでも体を動かしたほうがいいですよ、というくらいの意味合いです。

この記事ですと、痛くても動け!と無理強いしているような気がしてしまうのです…f^_^;

まぁ、本当に痛い時って人間は動けないものですから、動けるくらいの痛みになったら少しずつ体を動かしましょう、という自然の摂理にかなったことを改めて言っているだけのことなんですけどね。


>医学的論拠が高く、推奨グレードも高い治療方法として、運動療法、認知行動療法、鍼治療など

鍼の免許を持っている先生が、鍼治療プラス整体(=ストレッチ)で治療して、きちんと話を聞いてくれて(=認知行動療法)、運動のやり方(=運動療法)もきちんと指導してくれたらバッチリということですね。

最近、今までの腰痛治療法(電気・牽引・温熱など)が否定されるような記事が多いです。
だからといって、上にあるような腰痛治療法が絶対という保証はありません。

これはもしかしたら腰痛治療全体がプラシーボ効果の堂々巡りであったり、もしかしたら腰痛の自然治癒に乗っかているだけのものなのかもしれません…。

痛みの世界は本当にわからないことだらけですねf^_^;