2014年6月3日火曜日

ぎっくり腰の対処法 2



日本でありがちな誤解が「とにかく安静に」という治療方針だ。

アメリカでは1980年代から日本の常識とは逆の研究結果が出ている。急性の腰痛を発症した際に、2日間だけ安静にした患者群と10日以上安静にした患者群の予後を比較したところ、前者のほうが回復は早かったとする研究があり、同様の結論を示す論文が複数存在する。

「痛くても無理して動け、ということではありません。我慢できる範囲で安静を避けたほうが好ましいのです。ぎっくり腰の場合も同じで、痛みが強くならない程度にストレッチなどをしたほうが改善は早くなります。関節をスムーズに動かすための関節液がよく流れるようになることが理由と考えられます」(白土修・福島県立医科大学会津医療センター教授)

陸上日本代表チームのトレーナーとして選手をサポートしてきたASSA白子鍼灸接骨院の大井和夫院長も「アスリートが腰を痛めた場合、骨折や手術が必要なものではない限り痛くない程度に体を動かすようにします。
ジョギングなどを継続して調整したほうが回復は早くなるのです。一般の人であっても、全く体を動かさないような対処法は避けるべき」と説明する。

※SAPIO2014年6月号

腰痛の治療方針 「とにかく安静に」という治療方針に異議出る より


>日本でありがちな誤解が「とにかく安静に」という治療方針だ

誤解しているというよりも、マスコミがむしろ誤解させているような気がします…。

ちょっとした腰痛関連の本を読めば、「ずっと安静」がよくないということは周知の事実です。

まぁ、一般の人はまだ、「急性腰痛=ずっと安静」と“誤解(認識)”されているかもしれませんけど、ちょっと「痛いマッサージ=効果がある」的なあえてミスリードな論理展開をしているような気がしてなりません…。


まぁ、現実問題、ギックリ腰で何週間も寝ていられるほどの“お大尽”な人はそうそういないでしょうし、せいぜい2日くらいしか安静にしていられないでしょうから、不毛な議論といえばその類になってしまうのかもしれません(;^_^A


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