2014年6月17日火曜日

エセ科学・インチキ療法を見抜く方法

人はなぜエセ科学に騙されるのか〈上〉 (新潮文庫)
カール セーガン
新潮社
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以下、【】 エセ科学に立ち向かえ。巷にあふれるインチキ療法を見抜く6つのポイント より抜粋


1 秘密の医学的情報なんてない!

【秘密の医学的知識なんてものは存在しないのです。数千もの医学ジャーナルが競い合っているこの時代、研究者は論文発表のプレッシャーと戦っています。そして、研究結果はインターネットであっという間に拡散し、誰でも検索できる状態になります。医学に関する情報で、秘密のものなど存在しえないのです。】

もうこれだけで十分かもしれません(;^_^A
わたしの主張するところの“もしそれがそうであるならば、もうそれはそうではない”というやつです。

新聞、雑誌、テレビやインターネットなど情報網の発達した今、医学的に価値のある情報が隅の方にくすぶっているわけがありません。

これで腰痛が治る!! などという治療法が本当であるならば、それは世界に行き渡り、一介の整体師先生の元にとどまることはないのです…。


2 毒素なんてないよ!

【最近よく耳にする"毒素"という言葉は、中世で言うところの"悪い体液"と同じ文脈で用いられているのです。目に見えないけれど、そこら中にあふれている。そして、人々は常に、存在するかどうかもわからない脅威にされされているのです。"悪い体液"とは異なり、毒素そのものは悪いものと考えられていませんが、"悪い"会社や不健康な食べ物によって私たちの環境にばらまかれていることは自明でしょう。問題はただ1つ。「毒素」は、想像の産物であること。つまり、中世の"悪い体液"や"瘴気"と何ら変わりないのです。】

「毒素」というのは、なんとなくの世界にとって、使い勝手のよい“想像上の産物”なのでしょうね(;^_^A


3 理論が難解、もしくは独自すぎる

【ヤブ医者は、自分でも理解していない難解な科学的理論を持ち出して、信奉者をけむに巻こうとします。】

万人にわかる説明、論理構造以外の見解はまさに“宗教”であり、それを信じるものは“信奉者”です。
もうこうなるとついて行くかどうかのレベルになり、もちろん、そういったものには近寄らない方が…。