2013年6月23日日曜日

ダチョウ倶楽部 肥後克広(ひごかつひろ)の本にみる 整体師の有用性



読売新聞の広告で、ダチョウ倶楽部の肥後克広さんの本が紹介されていました。


基本は反らすだけ!
注射なし!薬なし!コルセットなし!

僕の20年来の腰痛を治した驚きの方法

とのことです。

どうやら反らす系の体操のようですね。
おそらく、 マッケンジー体操 の理論が入っているのかと思われます。
※追記:やはりそのようです。(ダチョウ倶楽部・肥後の腰痛を消した「ユルユル体操」とは?



長年苦しんでいた腰痛を、自分で治してしまうとは、肥後さんはすごいですね。
完治まではいかなくても、腰の痛みや苦痛を軽減させるだけでも、この手の自分に合った療法に巡り合うことはとてもラッキーです。

いわゆるこの感じが、俗に言う「合う(合わない)」ということなのでしょうね。

「あの先生とはちょっと合わない」

「あの整体のやり方は、わたしに合わない」

といった声はよく聞かれます。
療法なのですから、自分に合うものを探して、末永くお付き合いするのがよいですね。

肥後さんの腰痛期間は、20年ですか。長いですね~。
この間、いろいろな医療機関や非医療機関で、いろいろと腰痛治療をしてきたことと推測されます。

肥後さんがいろいろなことを試されて、それでも治らなかった、ということは、わたしの自論である 腰痛の回復期に乗っかる というものが簡単に覆されてしまいます…。

まぁ、屁理屈を言わせてもららうと、「この体操で治る!」と肥後さんが取り入れた体操をすることで、ストレスが軽減され、腰痛の治療効果があった、とも言えますけどね。


本題はそうではなく、「整体師の有用性」です。

世の中には、肥後さんのように何をやっても腰痛が治らなかった(治らない)という人はたくさんいます。
ですから、腰痛の改善(≒治療)を目指す整体師は、

これで腰痛は治る!

という療法を1つに絞って提供するのではなく、

これで腰痛は治った!

という療法をたくさん集めて、それを提供する方が良心的だと思います。

例えば、骨盤矯正で治る人もいれば、肥後さんのように体操系で治る人もいます。
ですから、これで良くならなかったら、次はこっちを試しましょう、というスタンスの方がより現実的ですし、良心的だと思うのです。

医療系の先生ですと、コロコロと治療法を変えてしまうのは、患者さんを不安にさせて逆効果かもしれません。

しかし、整体師の先生が行っているのは、腰痛をよくすることです。ですから、次々と療法を変えるというのも、それはそれで良いと思うのです。
※まどろっこしい言い方をしていますが、整体師は治療をできないので、腰痛を治すことは法律上できません。


これで治った!

という、いわば民間療法をたくさん収集して、一番効果がありそうなものをお客さんに提供する…そんな整体師がいればこれは非常に頼もしく、そのようなやり方ならばお客さんにとっても、整体というものは非常に有益、有効なものだと思います。


関連サイトのリンク  【著者は語る】タレント・肥後克広氏 「あきらめない腰痛」