2014年5月12日月曜日

整体院のステレオタイプな宣伝文句

「操体法」でスッキリ

地域に愛され開院10周年を迎えた南藤沢の「ヨネヤマ整体院」。バキッ、ボキッという整体ではなく、身体を気持ちよく動かしながら骨格のズレや歪みを正しい位置に戻す「操体法」などを取り入れ、4万回以上の施術実績を誇っている。

身体のバランスが整うことで、自然治癒力が活性化し、身体の機能が回復、肩こりや腰痛などの辛い症状の緩和につながるのだとか。無理のない範囲で動かすので年配者も安心。「どこに行っても良くならない方が大勢相談に来られます」と小川院長。10周年感謝キャンペーン・平日(土曜除く)初回45分コース500円、大好評につき期間延長中!

http://www.townnews.co.jp/0601/2014/05/09/235811.html


経営をしていて難しいのが、広告宣伝です。

もちろん、広告宣伝自体は、自分でブログをやったり、チラシを新聞に折り込んだり、フリーペーパーに掲載したり…とそれなりに選択肢もあり、方法としても整っているので、難易度は高くありません。

難しいのはその内容(文面)です。

いろいろと詰め込みすぎると、一般のお客さまにはチンプンカンプンな内容になってしまいますし、わかりやすい内容にすると他の整体院との差別化が難しくなります…。
まぁ、こういうのってどの業界でも同じなんでしょうけどね(;^_^A

そう考えると、一般のお客さまに近く、こちらの言いたいことも理解している記者氏に原稿を依頼するというのが、無難な選択肢になるのでしょう。

が、そうなるとやはり上の文面のように、どの記事も似たり寄ったりのものになってしまいます。
※上の文章や整体院さまの良し悪しを述べているのではありません

まさにステレオタイプ(紋切り型)の宣伝内容です。
以下簡単にまとめますと


1 地域に愛されて
これは接頭語的によく使われる表現です。地域という無人格のものに愛されているという点が、真偽を問わせずにいいですね。

2 ボキボキやらない整体
むしろ今の主流は、ボキボキやらないのが「整体」となっております。ボキボキ整体を探すほうが大変な時代です。(まぁ、それは言い過ぎですが。でも、太田市でボキボキ整体ってあるのでしょうか?)

3 施術実績
「何年間で○万人の施術実績」これもよくある文言ですね。ただし、何千人レベルだと恥ずかしいので、3万人以上からになります(冗談)。

4 どこに行っても良くならない方が…
う~ん、これって簡単に論破されちゃうと思うんですよねf^_^;
※参照 北区から始まる腰痛革命

しかも、「どこに行っても良くならない方が…」という整体院がものすごく多い!
って、これっておかしくないですか?!

論理的に「どこに行っても良くならない方が…」という整体院で治ってしまえば、他の整体院に行く必要はなくなり、治らない整体院は自然に淘汰されるはずなのです…。

ではなぜ世の中に整体院はゴマンとあり、しかも「どこに行っても良くならない方が…」式の整体院も数知れずあるのか??

それは、そもそも論として整体って治るの?ってことだと思うんですよね。
もしくは、上の記事のように

>どこに行っても良くならない方が大勢相談に来られます

つまり、どこへ行っても治らなかった人が来ているだけでーその人達を治していると匂わせているだけでー実は治っているかどうかまでは言っているわけではないんですよね(;^_^A
まぁ、これが広告宣伝の仕組みって言えば仕組みでしょうけどね。

> 整体院の広告とダッフィー入荷