2014年1月24日金曜日

整体で独立開業 2

【整体師・セラピストのスクールを修了して、就職しようとしても、郊外とか、低収入の整体院ばかりです。思い切って、独立開業を考えるようになりました。

開業資金が少なくても、1DKくらいのマンションを借りて、個室風サロンをオープンする場合、開業資金は、抑えられますか?】

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14119828734


抑えられるかどうかで言えば、もちろん抑えられるでしょうね。
1DKや1ルームのマンションならば、店舗用の賃貸相場の半額から3分の1くらいの家賃相場なのではないのでしょうか。

しかし、極力諸経費を抑えようとするのならば、出張サービスが一番です。
なにせ固定家賃はゼロ円ですから(;^_^A

自宅兼サロンにするのならば、2DKくらいの間取りで、1部屋をサロン仕様にするのが、家賃効率は良いかもしれませんね。

その場合は、最低限の用意は家賃分+ベッド代+αくらいでしょうか。


ただし、店舗はそれなりにお金をかけているだけあって、それなりに集客力があります。
その辺のバランスは非常に難しいですね。

>低収入の整体院ばかり

この見極は非常に重要です。
つまり、

単にお客さんが来ないから→利益が上がらない→低収入 の場合と、

お客さんは多い→にもかかわらず、固定費(家賃など)が高い→利益が上がらない→低収入 という場合があります。

個人的には、暇なため収入も低いというのは納得いきますが、忙しく働いているのに低収入というのは、何かの構造が歪んでいる証拠であり、これは腑に落ちません。

整体サロンにかかわらず、サービス業というのは、店舗やサービス維持に費用がかかりすぎ、人件費が抑えられてしまうということは、ままあります。
それがいわゆる「ブラック企業」と言われてしまうところでもありますね。

これは経営者が意図してそのようにしていれば、経営者の責任となりますが、意図せずに構造的にそうなってしまっていたら、これは誰の責任でもなく、皆を不幸にしてしまう最悪なものとなってしまいます…。


かつてのサービス業は、「安くて良いモノ」を目指していくのが正しい時代でした。
しかし、今やその考えは通用しない時代になっています。

安いモノはとことん安く、良いモノは高くても品質を良くという二極化の時代で、「安くて良いモノ」は幻影(ミラージュ)とされています。
→ 『トレードオフ』  ケビン・メイニー

今どきのサービス業というのは、本当に難しい業種だと思いますf^_^;


> 整体で独立開業