2014年2月20日木曜日

日本での「トランス脂肪酸」は、直ちに健康を害することはない?


今日の昼食は36円!! / HIRAOKA,Yasunobu


「トランス脂肪酸の過剰摂取は、
・冠動脈疾患(心筋梗塞、狭心症等)を増加させる可能性が高い。
・肥満、アレルギー性疾患(ぜんそく、アレルギー性鼻炎等)について、関連が認められた。
・妊産婦・胎児への影響(胎児の体重減少、流産等)について報告されている。ただし、これらは平均的な日本人よりトランス脂肪酸の摂取量が多いケースの研究」

 「日本人のトランス脂肪酸の摂取実態と健康影響。
・日本人の大多数はWHOの目標を下回っている。通常の食生活では、健康への影響は小さい。
・ただし、脂質に偏った食事をしている人は留意する必要あり。
・脂質は重要な栄養素。バランスの良い食事を心がけることが必要。
・食品事業者においては、食品中のトランス脂肪酸含有量は近年減少傾向にあるが、一部製品は高いものが見られることから、引き続きその低減につとめる必要がある。
・リスク管理機関においては、今後とも日本人の摂取量について注視し、知見の収集や適切な情報提供が必要」

要するに食品安全委員会は、日本人は通常の食生活をしていれば、トランス脂肪酸による健康への影響は小さいから、特段の政府による規制措置は必要がないとの判断である。

心筋梗塞、流産…危険なトランス脂肪酸、なぜ日本で野放し?無規制、表示義務なし より


この手の問題って、難しいというか悩ましいですね。

通常の生活を送っていれば、健康への影響は小さいとはいうものの、そもそも口にすべきものではないことは確かです。

であるならば、「農薬」や「放射能」のように、初めから口にしなくてもよいように、世界基準に近づけるべき食用加工物だと思うのですが…。