2012年2月17日金曜日

慢性疼痛


「肩こり腰痛などで病院に行っても、炎症や骨の異常は見つからず、原因不明の痛みが数か月以上続く…、それは“慢性疼痛”かもしれません。
厚生労働省は今年、
成人の15%が、筋肉や骨の分野で慢性疼痛と思われる症状を訴えている現状を発表。慢性疼痛のメカニズムや治療法など研究の最前線を伝えます。」
と、2月16日(2012年)のNHKおはよう日本で取り上げていました。


慢性疼痛とは

・原因とされるもの(骨や椎間板のズレによる神経の圧迫)を除去したにもかかわらず、痛みがある
・痛みはあるのだが、身体的な原因がわからない

などといった、原因不明の痛みが半年以上続いている状態のことを指すようです。
このような人が、成人の15%もいるというのは、けっこうな数ですね。


番組で紹介された、ある方のケースでは、痛みを神経が覚えてしまっているため、痛みが続いている、ということでした。
つまり、外科的な処置を施して、機能的には正常に戻ったとしても、神経が痛みに過敏になっていると、少しのことで痛みを感じるようになってしまうようです。
この方の場合ですと、神経にたいして痛みを脳に伝達するのを抑える薬を処方して、痛みが改善されたそうです。

また、別の方のケースは、うつ症状からくる痛みに対する反応だったようです。
うつ傾向になると、神経が過敏に働き、少しの痛みにも反応してしまうとのことです。
この方の場合は、精神科の先生とのカウンセリング効果で、症状が改善したとのことです。


痛みを伝えるのは、神経です。
そして、痛みを感じるのは、脳です。
あなたが感じている肩や腰の痛みは、ほんとうは神経や脳が正常に働いてないせいかもしれません。

そう考えると、気持ちのよい施術や、気安くゆっくりとお話をできる空間=リラクゼーションサロン、っていうのは、実は現代の病に、大いに効果がアリなのかもしれませんね。