2012年2月2日木曜日

なんなのだろう ホメオパシー3

ハーネマンは、自分の理論 「似たものが、似たものを治す」 を実証するためにある実験をしました。
彼は、マラリヤに効くとされていたキナの皮を、煎じて飲んでみました。
ちなみにキナとはこんな木です。
 
※写真は 日系ペルー  さまより借用。

キナの効用自体は本物で、その成分であるキニーネは、マラリアの特効薬として、第二次世界大戦頃までは極めて重要でした。
現在はその強い副作用のため、使用頻度は低くなってます。(ウィキペディア キニーネ


健康体のハーネマンが、マラリアの薬とされていたキナの皮を煎じて飲んでみると…
発熱・発汗・悪寒・衰弱という症状が現れたのです。
これは、なにを隠そう、

マラリアの症状と同じ症状なのです!

それから、ハーネマンは、さまざまな特効薬を、健康体の自分のからだで試してみました。
すると、それらの特効薬を飲むと、

それらを治すとされる症状になったのです!!


これにより、ハーネマンは

似た症状を起こせるものは、それと似た症状を治すことができる

というホメオパシーの根本原理を見出したのです。


簡単におさらいすると、ある物質を体内に摂取して

健康体のとき→ある病状になる=ある病状になったとき→それを飲めば治る、という図式のようです。

例えば、腐った牛乳

健康体のとき→下痢になる

ということで、下痢になったときは、腐った牛乳の成分を取り入れれば、治りますよ、という理屈です。
※もちろん、腐った牛乳はあくまでたとえです。
また、ホメオパシーは、そんなに単純な理論ではありません。だからこそ、厄介なのですが…



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