2012年2月6日月曜日

ぎっくり腰は下手な治療よりほったらかしの方がまし!

『腰痛は「ねじれ」を治せば消える』   花山水清 の続きです。


フィンランドにおけるぎっくり腰患者の調査
一週間未満のぎっくり腰患者を対象に3グループに分け、12週間追跡して調査

3グループとは
1 2日間じっと寝ている安静グループ
2 腰を動かす程度のストレッチ運動グループ
3 日常生活グループ

結果
もっとも回復が早かったのは
3 日常生活グループ(1週間後には80%の患者が職場に復帰)
2 腰を動かす程度のストレッチ運動グループ(同64%)
1 2日間じっと寝ている安静グループ(同59%)

という調査結果をふまえ、花山氏のおっしゃることは

「普段通りに生活することがズレを自然に調整する効果を生んだのです。つまり、身体が自動的に調整しているのです。」(P62)

~ふむふむ、なるほドリ、と感心しちゃうとこですけど、さっき

「わたしがズレを元に戻したところで、本人が生活パターンを変えないかぎり、また同じ症状が出ます。」(P38)
っておっしゃてませんでした?

普段通りの生活は、腰痛の原因なのかと思ってました。
普通の腰痛とぎっくり腰では、ズレの種類が違うという理論なのでしょうか?
いやはや、「形態矯正」とは難しいですね。
※「形態矯正」とは花山氏が唱えている理論のことです。→ 形態矯正


「実は、ぎっくり腰というのは仙腸関節と椎骨の複合的なズレが原因で発生します。
ですから、仙腸関節と椎骨のズレを元に戻せば、その場で歩いて帰れるのです。
これもわたしがなにか特別なことをしているわけではありません。きちんと痛みの原因が特定できるから根本的な矯正ができるだけなのです」
(P62)

謙虚なのか傲慢なのか、それにしても大したご自信です…。


> ぎっくり腰は下手な治療よりほったらかしの方がまし! 2