とある整体院さんのブログを読んでいると
「ほんとうに大切なのは、患者さん本人の“よくなりたい”という気持ちです」
というような文言に出会いました。
でも、これってズルイんですよね、考え方の方向性として。
完璧な治療法のトリック と同じような論理展開になってしまいます。
1回、もしくは何回か施術をします。
もし治れば→「うちの治療法で、やっぱり治ったでしょう、よかったですね」
もし治らなければ→「大切なのは、ご本人の“治ろう”という気持ちですよ。それが足りなければ、治るものも治らないんですよ」
つまり、何回か整体へ通い、治ればその時点で治療は終了し、治らなければ施術は続くことになります。
もし治れば→「 やっぱりうちの治療法で治ったでしょう、よかったですね」
もし治らなければ→「ですから、前から言っているように、ご本人に、心の底から“治ろう”とする気持ちがなけれな、治らないんですよ」
という具合になります。
つまり、治れば、整体院(治療院)のおかげ
治らなければ、患者さんのせい
というロジックになりかねないのです。
これってちょっと “ジャイアンの法則”(※造語)に似ていますよね?
のび太のモノはオレのモノ、オレのモノはオレのモノ
みたいでズルくないですか??
病気から逃げていたり、自暴自棄気味になっている患者さんに、ご本人の意思と努力がなければ、治るものも治らなくなりますよ、という使われ方なら正しいと思います。
はてさて、あちらの整体院ではどのような使われ方をされているのでしょうか?