2012年1月31日火曜日

ドクターショッピング


1 患者が十分な医療を受け、最良の成果を得たにもかかわらず、より良い成果を求め、次々と医療機関を変える。
2 患者に疾患の性質を理解する能力がなく、インフォームド・コンセントや検査・治療が十分に行われないまま、医療機関を変える。
3 患者が薬物依存状態にあり、限度上限の薬物を入手すると、違う医療機関を受診する。
4 診察・検査では、診断を下すことが難しい疾患のため、さまざまな診療科を受診する。
5 診断結果が芳しくなく、患者自身にとって都合の良い診断を下す医師が現れるまで新たな医療機関を受診する。

※ウィキペディア ドクターショッピング


<ドクターショッピングとは>
主婦がより安いものを買い求めてあちこちのスーパーマーケットなどを回るように、患者さんがよりよい医療を求めていろいろな医療機関を訪ね歩くことを「ドクターショッピング」と言う。

たとえばA医院にかかった人が、そこでの診察には満足できず、次にB医院を受診し、同じ症状を訴える。
さらにそれでも満足せず、C医院を受診し、そこでもまた同じ症状を訴える。
こうしてあちこちの医療機関を受診し、どこへいっても満足しないまま終わる。
青い鳥を探し回ったチルチルとミチルのようなものである。

主婦がより安いものをもとめてあちこちのお店をさがすことは合理的なことであるが、患者さんのドクターショッピングにははっきりいって、利点はひとつもない。

よほどひどい病院は別として、ふつうの病院であれば、だいたいやっていることはどこも大して変わらない。
病気を診断し、治療する、という医療行為は普遍的であり、世界中どこをさがしても「青い鳥」病院は存在しないのである。

ドクターショッピングとセカンドオピニオンの違い より転載