2012年1月19日木曜日

冷湿布なのか温湿布なのか、それが問題だ

イギリスが生んだ偉大な劇作家、ウィリアム・シェイクスピア も執筆の際に腰痛に苦しめられていたようで

To be cold or hot ; that is the question. ”  

「冷やすべきか温めるべきか、それが問題だ」という名言を残しています。

(…すみません、ここまでは冗談です)


よく聞かれることで
「冷湿布」がいいのですか?「温湿布」がいいのですか?という質問があります。

患部を触って熱く感じるようなら「冷湿布」
患部が熱くなく、慢性的な痛みのようならば「温湿布」と、いちおう答えております。

いちおう、というのは正解はないからです。
ですから、気持ちよければどちらでもよい、というのが本音です。(気持ちよい=からだが欲している、ということなので)


「冷湿布も温湿布もおもに消炎鎮痛剤が表面に塗られているので、とくに効果に違いはありません。」(P114)

「冷湿布にはメンソールの成分も合わせて塗られているので冷んやりする
温湿布にはカプサイシン(唐辛子)の成分も合わせて塗られているのでポカポカ感じられる」


という違いがあるだけです。

「ただ、ぎっくり腰などの急性の腰痛の場合、血行がよくなると痛みが強くなるので、温湿布は避けたほうが無難。」(P114)

皮膚の弱い方やお年寄りは、湿布によりかぶれることもありますので、様子をみながらうまく使用することが大切です。

※ 専門医に聞く 腰痛 より引用 、参照