2012年1月23日月曜日

カイロプラクティックの概念 3

カイロプラクティックの概念 2 の続きです。


もう100年以上の前の話ですし、ウソかホントかはわかりません。
でも、まぁ、理屈は通っていますよね。

リラードは事故に遭った
→その際、背中の一部が隆起した
→その隆起をパーマーが押しこんだ
→リラードは事故の前と同じ状態に戻った(つまり、耳が聞こえるようになった)

事故による背骨の異変、それを直すことによって、からだの機能が元通りになった。

理屈では、おかしいことではありません。

でも、この理論(というか理屈)が、広く一般の病理に適用できるというのは、なんだかなぁ~って感じになりませんか?


とりあえず100歩譲って、この理論にしたがいましょう。


この理論でいうと、事故(か何か)で、明らかに背骨がおかしくなった人には、もちろん対処できます。
いちおう成功例もあるようですし。


でも、事故も何もない人や、探さなければわからない程度の隆起(亜脱臼=サブラクセーション)の人にも、適応できる理論となってしまうのはどうしてなのでしょうか?
いささか、理論が飛躍しすぎている感が否めません。


また、少し大人の(うがった)見方をすれば、パーマーが自分の商売のために、からだのゆがみやその対応方法、メリック・チャートを発案したとも考えられませんか?


つまり、健康器具を売るために。


もしそうだとしたら、たいした商売人です。
健康器具を売るだけでなく、カイロプラクティックというテクニックを世に広め、後には大学まで作ってしまうのですから!

カイロプラクティックがパーマーの描いた壮大な絵空事だとしたら…。


もしそうなら、熱心なカイロプラクターたちは、パーマーの作りごとに1世紀以上、情熱を傾けていることになってしまうのですが…

「カイロプラクティック」 信じるか信じないかは、あなたの意思におまかせします

※ 『カイロドクター 「成功」への道』 参照