2012年5月22日火曜日

FC展開しているクイックマッサージ店に行きたくない理由

整体やクイックマッサージのお店はたくさんありますが、その中で圧倒的に入りやすいのはショッピングセンターの中にテナントとして入っているお店ではないでしょうか?
入りやすさは抜群ですが、その“腕”は?というと…あまりよい評判は聞かれません。(あくまで個人的な意見です)

まぁ、自分も ベルタウン でやっていたので、あまり偉そうなことは言えないのですが、「スタッフの技術は、それなりにしかならない、なりようがない」というのが実感であり、反省すべき点でした(汗)

※以下、見苦しい言い訳です…すみません(;^_^A


1 まず研修(練習)期間が圧倒的に短い、というのがあげられます。
雇う方は、1日でも早く現場にデビューしてもらわなければ、研修費用ばかりかさみます。スタッフさんも研修中は給与が薄給でしょう。
というわけで、一通り施術のマニュアルを覚えたら、残りは現場で磨いてもらうということになります。
(※弁解するようですが、技術にはこれで完璧という段階はありません。ですから、ある程度は見切り発車せざるをえません…)


2 2番目は、現場に出てから半年~1年経つと上手い人は独立するか、もっと待遇のよいところに移ってしまう、ということです。
ショッピングセンターの営業時間は長いです。本当に長いです。それは肉体的にも、精神的にも負担になります。しかも思ったよりも薄給なのが、財布にも響きます…


3 3番目は、「やっぱりこの仕事合わないな」って感じで辞めてしまう人が多いです。まぁ、これはどの職業にも当てはまるかと思いますが。


上記のような傾向になると、本部としても“技術”ではなく“接客”や“接遇”を重視しがちなマニュアルを採用することになります。
テクニックを教えるのは本当に難しいですし、時間がかかるものなのです。


整体の学校を出ているからといって、施術がうまいとは限らないのです。調理師免許を持っているからといって、料理がうまいわけではない、というのと一緒ですね。
その点、接客マニュアルならば、「これ、読んでおいて」という具合で済ませることも可能です。

でも、そんなのでお店がやっていけるのか?と思われるかもしれません。

お客さまの中には、お店に求めるのは、「とにかく腕が良い人!」と主張される方はいます。ただ残念ながら少数派です。

現実は、少々腕は良くなくても、接客がやわらかい女性スタッフというのが、お客さまの需要があるのです。
「ウデはあんまりうまくなかったけど、かわいい女の子だったから、まあ、いいか。また、来ようかなぁ?」という需要(?)が少なからずあるのです。

まぁ、やっている方(女の子)は「お客さまの健康のために」とやっているのでしょうが、オーナーとしては効率よくお金が入ってくればいいわけです。(もちろん、個人的な意見ですよ)


もちろん“腕”を求めてやってくるお客さまも同じくらいいらっしゃいますので、女の子ばかりの「さすっている」ようなお店だと、「物足りない」とならざるをえないのです。


この辺がお店側とお客さん側の不一致であり、ジレンマでもありますね。

求人広告に、こんなのがありました。

http://megalodon.jp/2011-1211-1459-51/www.job-j.net/gunma/job/478655

某有名店のセラピスト・整体師の求人です。いたって普通のものです。

働く・働かせる側(求人広告)の視点から、お客さまがその店を見ると景色が違って見えると思われます。


★現場スタッフより★
同じグループ内の国家資格を持った先生に教えてもらえる研修制度があります!勉強しながら現場で経験が積めます。

上記は求人広告に載っていた記事です。
「勉強しながら現場で経験が積めます」って、お客さまは練習台ってことですか??


まぁ、チェーン店のリラクゼーションサロンの現場サイドは、こんな感じのところが多いのではないでしょうか。