2013年10月9日水曜日

「腰椎椎間板変性症(LDD)」 発症リスクを高める遺伝子変異を発見

椎間板ヘルニアや重度の腰痛につながる病気「腰椎椎間板変性症(LDD)」の発症リスクを高める遺伝子変異を理化学研究所などのチームが発見し、8日付の米医学誌電子版に発表した。

変異があれば、椎間板は老化しやすくなる。池川志郎チームリーダーは「今後、正常な椎間板の仕組みを解明し、ヘルニアなどの予防や治療法発見につなげたい」としている。

チームは、日本人の椎間板ヘルニアの患者と健常者のDNA配列を比べる方法で、患者に多くみられる遺伝子を調査。さらに中国人やフィンランド人のDNAを分析し「CHST3」という遺伝子が椎間板の変性に関わっていることを突き止めた。

腰痛リスク高める遺伝子変異発見 理研、ヘルニア予防や治療に より


ヘルニアが必ずしも腰痛の原因となっているわけではない ということは、もうはや周知のことです。
しかし、ヘルニアを原因とする腰痛も少なからずあることも事実です。

ですから、遺伝子的なレベルで、ヘルニアの予防や治療法を発見できれば、それにこしたことはないでしょう。

ただし重複しますが、ヘルニアが腰痛の原因ではなく、あくまで、ヘルニアは腰痛の一因だということは、注意しておいた方がよいですね。