2013年10月19日土曜日

『原始人食ダイエット』 崎谷博征


整体とは関係のない本なんですけど、あまりに面白いタイトルでしたので、メモ的に保存をf^_^;

【狩猟・採集時代には、
人類はその日に食べる分の食料しか持たなかった。
しかし、農耕革命によって約260万年続いた食事内容が激変し、
その日に食べる分を超える食料を持つようになったのだ。

食事内容の激変は、
食事量の変化以上に大きな変化を人類にもたらした。
穀類は、一部の人に肥満を生みだし、
また平均寿命を約40年から約20年へと半減させたのだ。
そして、この半減した数字は、
先進国においては18世紀後半までずっと変わらなかった。
産業革命によって手に入れた清潔な衣服や暖かい住環境によって、
平均寿命は農耕以前の水準へと徐々に回復していく。

人類の遺伝子が、食事内容の激変に対応できなかったのだ。
そして、その状況は今も変わらない。
この遺伝子に合わない食事が人を太らせ、
多くの病気を生んでいるのだ。

だからといって、
1万年前そのままの食事を摂るべきだという暴論を、
本書で吐くつもりはない。
タイトルを見て、「原始人の食事を摂るの?」と
失笑をもらした人も、安心して大丈夫だ。
現代的にアップデートされた「原始人食」は、
とてもおいしく、調理も簡単なのだ。
そんな原始人食を、本書では多数紹介している。】


アマゾンより


>タイトルを見て、「原始人の食事を摂るの?」と失笑をもらした人も、安心して大丈夫だ。現代的にアップデートされた「原始人食」は、とてもおいしく、調理も簡単なのだ。

あれれ、そうしたらタイトルに偽りありってことですか?!
現代的にアップデートされたら、それはもはや健康的にアレンジされた現代の食事だと思うのですが…。

なんかズルイな~タイトルが…。
「古代米」とか流行っているから、とりあえずインパクトのありそうな「原始人食にしときます?」といった感じなのでしょうか。

これなら、江戸食とか昭和初期食とかの方が説得力があるような気がしますね。

現代は、あまりに工場で一括生産されたものが多く、そこには栄養価を考えていない商品としての食べ物がほとんどなので、そういったもの=工場加工物を食べないことが、重要だとわたしは考えております。

その意味において、『原始人食ダイエット』に興味をひかれたのですが…。ちょっと方向性が違ったようです。

といっても、わたしの興味の方向性は、原始人食ダイエット=自分で狩猟採集した物のみを食べるサバイバルダイエットのような変てこなものなので、これはまあありえないでしょうね(;^_^A

あるとしたら、このような漫画の世界だけでしょう。




このマンガを読むと、食べ物を食べること、その前に食べ物を手に入れることは、ほんとうに大変なだなと痛感いたします。

そもそも原始人食というのは、食べないのではなく、食べたくても食べられないのが根幹なんですけどねf^_^;