2013年10月26日土曜日

日本人とマスク

「人間の体の構造上、口は消化器官であり飲食物の通り道であって、呼吸器官としての機能はもちあわせていません。そのため鼻で呼吸していれば起こらないような弊害が、口呼吸によっていろいろと生じてくるのです」

こう語るのは『顔と口腔の医学』西原研究所所長の西原克成先生。
本来呼吸は鼻でするものだが、口で呼吸する人が最近急増中。

西原先生によると口呼吸は免疫疾患やがんの原因にもなりうる、まさに万病のもとだというのだ。口呼吸で起こる主な弊害は以下の5つ。

・喉が痛くなる
・喉を通して最近やウイルスに感染しやすくなる
・免疫力の低下や異常をきたし免疫病を招きやすくなる
・口の中が乾いて細菌やウイルスが侵入しやすくなる
・口の中が乾いて、唾液による浄化機能が低下し、歯の健康が損なわれやすくなる

美容の大敵で免疫疾患も…“口呼吸”は万病のもと より



マスクは大人のエチケット / keyaki


今年も風邪やインフルエンザが流行り出す季節になってまいりました。
エチケットの行き届いた日本人は、なにか流行り始めるとすぐにマスクをします。
サーズのときはすごかったですよね。

ちょっと異様な光景な気がしますが、上のような「口呼吸」の弊害を考えると、マスクもそれはそれでいいのかな、とも思ってしまいます。

逆に考えると、マスク装着時の口呼吸に慣れてしまったために、マスクを外したときもその癖が抜けず、口呼吸をしている人が増えていると言えるかもしれません。

いずれにせよ、「口呼吸」は体に良いものではないので、意識して鼻呼吸を心がけましょう。