2013年10月28日月曜日

体の痛みは女性の方が治りにくい

病気や怪我によって「痛み」が生じるのは納得のいく話。
しかし、原因となる病気やけがが治っても、痛みだけが続くという例は時々見られるのだそうです。

「慢性疼痛」と呼ばれるこの症状については、まだまだ謎が多いのだそう。その中でも、「男性より女性に多い」という事実はミステリーの1つでした。

オーストラリア、アデレード大の研究結果によると、脳内の免疫細胞「グリア細胞」の働きには、男女間で差があるのだそうです。

研究チームのマーク・ハッチンソン博士は、「これが女性にとって『痛み』がより深刻な問題になる理由ではないか」と説明します。

同じように「痛み」を治療するにしても、男性と女性とでは処方する薬を変えるなどの工夫が必要になる、と博士。

頭痛や腰痛、関節痛……「体の痛み」は男性より女性の方が治りにくい より


アタマ痛いのでナロンエースRを買ってみた。パッケージが薬っぽくないのねコレ。 / senov


女性の方がデリケートなのでしょう、「痛み」に関して男性よりも女性の方が敏感なのはうなづけます。

CMなどを見ていても、「頭痛・生理痛」を始め、女性の痛みを治癒したり、緩和したしする薬というのは多いですが、男性のそのようなものはあまり見かけない気がします。

だからといって、男性が痛みに強いかといえばそうでもないでしょうけど。
わたしなどは、親知らずを抜いた時、痛すぎて思わず涙したくらいです…。

「慢性疼痛」?慢性疼痛ってこういう使われ方でしたっけ??

慢性疼痛とは、病気も怪我もないのに、五年も十年も続く痛みをという。
発生機序: 神経外傷が、心理的要因などにより痛みの悪循環を形成し、それが音響効果のように増強して、さらなる痛みを呼ぶ

慢性疼痛 より


グリア細胞の働きが影響しているのであれば、少しでもそれを活発にしておきたいところですね。

ちょっと調べましたことろ、「グリア細胞」を増やしたり、活発にさせるためには、単純に言うと 脳をよくつかうこと だそうです。

う~ん、しかし、これは現実に向き合うという行為であるので、なかなかハードルの高い作業かもしれません(;^_^A

痛みのある人というのは、得てして、痛み=現実から逃避したい傾向にあると思われます。
痛いのですから、痛いことは考えたくもない人がほとんどでしょう。

しかし、そうすることで脳の機能が低下し、それによってグリア細胞も不活発になり、ますます痛みが治りにくくなると、まさにマイナスのスパイラルということになってしまいます…。

痛みを克服するには、まず、痛みと向き合い、前向きな行動をとり、前向きな考えをどんどん脳内にふくらませるということが大切なようです。

そう考えると、整体師さんが「頑張って痛いのをなおしましょう!」と、患者さんを前向きな気持ちに誘導するのは、これはかなり効果があるということですね。

おそるべし整体の力…?


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