2013年8月24日土曜日

『ホームマッサージ』 グローバルスポーツ医学研究所


とりたてて良いというわけでもないのですが、一応既読したというメモ的な保存です。

ホームマッサージというわりには、セルフマッサージではなく、誰かにやるマッサージ法が多くて、恋人や家族、友達にやってあげたいという人向けのつくりになっています。
でも、マッサージって、やりたい人よりも、やってもらいたい人の方が圧倒的に多いんですけどねf^_^;
ですから、やってほしいけどやってくれる人がいない→セルフマッサージの本 ということになっているのが相場なのです。


ちょっと初めての人には難しいかな、というところも多々あり、入門書というよりもマッサージの幅を広げたい人におすすめの本ですね。

絵図ではなくて、写真なので場所はわかるのですが、「矢印」だらけで肝心のやり方が、いまいちわかりません。
こんな時は、やはり動画の方が相性がいいですね。

付録、もしくは別売りでDVDも用意しておく方がよいのでしょうね。
もしくは、ユーチューブにアップして、「詳しくはこちらの本で」と誘導するのが、これからのネットを絡めたビジネスなのかもしれません。


【リンパ系マッサージがもっとも安全で安心できる技術だということを確信していただき、本書を片手に、ご家族、ご友人に、愛情を込めてマッサージを行って頂ければ幸いです。】(P3)

マッサージは国家資格のあるマッサージ師(+医師)でなければ、行ってはいけない! と声を大にして主張されるマッサージ師の方がいます。
その主張にも、もちろん正当性は感じられます。

現在の「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」において、あん摩マッサージ指圧師免許もしくは医師免許(共に国家資格)がなければ日本においてマッサージを業として行うことはできない、とされている。
マッサージとは


まぁ、家で行うマッサージは、「業(なりわい」じゃないのだから、構わないといえば構わないのでしょうけどね。

しかし、「違法性をふくむマッサージというものを、まるで合法のように世の中に広めるのはけしからん!」というマッサージ師のお怒りの声が、まったく聞かれないのは、なんだか釈然としません…。