2013年9月1日日曜日

ペインクリニック

ペインクリニック(痛みの治療)

病気やけがなどに伴って起きる痛みを専門的に治療するもので、主に麻酔科医が担当する。

特に腰椎が原因で起こる急性腰痛(ギックリ腰)は治療効果が高い。
急性腰痛には椎間板性腰痛、椎間関節性腰痛、腰椎圧迫骨折など腰椎に原因のある場合のほか、尿管結石、婦人科疾患、内臓がんなどが原因となることもあるので鑑別診断が重要だ。

一方、慢性腰痛は神経ブロックの効果が弱く、治療に難渋することが多い。
その場合には、鎮痛剤、理学療法、心療内科的治療を駆使せざるをえない。


Q患者側に必要なことは?

自分で治す心構えが必要。慢性の場合、考え方を変えてもらわないと難しい。痛みが完全になくなることを望むのではなく、痛くても今までできなかったことができるといった具合に、日常生活の改善を目標にすることが大切だ。

読売新聞(2013.9.1) 病院の実力 ~群馬編68 より


読売新聞に「ペインクリニック」及び腰痛の情報がありましたので、軽くまとめてみました。

群馬県内で、ペインクリニックを行っているところ(開業医はのぞく)は、件数の多い順に以下の通りです。

・伊勢崎市民病院
・桐生厚生総合病院
・群馬大学医学部附属病院
・太田記念病院
・県立がんセンター

上のインタビューに答えている先生は、伊勢崎市民病院麻酔科の富田行成・主任診療部長です。
ペインクリニックに対する公式な見解として、有益な情報ですね。また、腰痛に関しても、詳しく述べられています。


>自分で治す心構えが必要。慢性の場合、考え方を変えてもらわないと難しい。

医師側にこれが前提としてあるとしたら、手技療法による腰痛治療などは、むしろ「心療内科的治療」との位置づけとして、うまい具合に機能しているのかもしれませんね。

大切なのは、患者さんの治ろうとする気持ちです! まぁ、正論と言えば、正論です。
ただ、このような説明があった上で、そう言うならまだしもですが、実際はどうなんでしょうねf^_^;

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