2013年9月18日水曜日

健康食品で肝機能障害

広島市の自営業女性(54)は、2011年10月、おなかの辺りに不快を感じ、からだも何となく気だるかった。近くの広島市立安佐市民病院を受診。肝機能を示す数値に明らかな異常が見つかり、そのまま入院を勧められた。

肝臓を守る(1)健康食品で薬物性障害 より


※リンク先は、有料記事のため、紙媒体の読売新聞(2013.9.18)より、ところどころ抜き取らせていただきました。


薬物性肝障害
アレルギーが原因のものと、肝臓で分解された物質によって起きるものがある。
発症は、薬と本人の体質の相性で決まるため、どんな薬や健康食品でも起きる可能性がある。

原因となった健康食品や市販薬
ウコンやキノコ製品、ドクダミ茶など様々で、市販薬はかぜ薬や漢方薬、頭痛薬など

「健康食品や市販薬をよく飲む人で、だるい、食欲がなくなる、おしっこが濃くなる、黄だん、発熱などの症状が出たら、早めに医療機関を受診してほしい」(帝京大学・滝川一氏)

以上、引用


サプリメントなどの健康食品の弊害性は、このような肝機能障害を起こすことですね。
そもそも、サプリメントの有効性は、“プラシーボ効果”の域を出ていないとの研究成果もあるほどです。
→ 整体とサプリメント

また、その成分自体は有効であっても、それを化学的に生成したモノが体にとって有効かどうかまではわかっていないと思うのです。化学的に生成する過程は、かえって肝機能や腎機能に負担をかける物質を生み出し、成分そのものは体に良くても、製品としては体に良くないものとなっている可能性は拭えないのです。

健康食品を摂ることの「健康性」とそれによる「弊害性」を考えると、トータルでみると、健康食品というのは、プラスマイナスゼロがいいところかな?と個人的には思います。

加工されたものが体にいいというのは、ちょっと考えにくいですね…。
本当の健康を求めるならば、本当の食べ物を積極的にとるべきです。


「本当の食べ物を、植物を中心に、ほどよい量だけ食べる」

健康の本質って、これくらいシンプルなものだと思いますf^_^;

※ちなみに、上の言葉は 『フード・ルール 地球と人にやさしいシンプルな食習慣64』 マイケル・ポーラン からのものです。
実に読みやすい本ですので、お勧めです。