2013年9月11日水曜日

マッサージ店が急増した理由は? 2

街中やバイパス沿いに、60分2980円という破格の料金の「マッサージ店」が急増しております。
その一番の要因は、その仕組みをつくった人がいることだと考えられます。

ちょっと考えれば、当たり前のことなのですが、60分2980円で人が集まる仕組みを作れたことが急増の主たる要因だと思います。
ここでいう「人」というのは、お客さまはもちろんですが、そこで働くスタッフのことです。そこで働いてもいいという、そんなスタッフを集めることに成功していることが、実は大きいのです。

60分2980円という料金は、今までの料金の約半分~6割くらいの料金設定です。
ですから、お客さまはもちろん来ます。安ければ安いだけいいとお客さまは、どのジャンルにもいらっしゃいます。
問題は従業員だったのです。それをうまく解決したのが大きいですね。
(※ファスト・マッサージもしくはコンビニ・マッサージ


さて、ここでお客さま側にとって問題となるのは、その中身なんですよね(;^_^A
これがどれくらいの違いがあるのか。

つまり、今までの60分5000~6000円のマッサージと60分2980円は、その価格差と同じ程度の内容の違いがあるのか?
ここの判断は難しいところでしょうね。


最近、たけしのTVタックルで、中国産の食品の話題を取り上げていました。その中に「ニンニク」が例示されていました。(まぁ、あやふやな例示でしたが。)

国産(日本産)のニンニクは1玉200円くらいですが、中国産ですと、3玉で100円くらいが相場です。実に6倍の価格差があります。
価格差があるということは、そこに何らかの理由があるはずです。

テレビ的には、中国産の安いニンニク=危険、日本産の高いニンニク=安全というように誘導したいのでしょうが、本当にそんな安易な考えで良いのでしょうか?

わたしとしても「ニンニク」について詳しく知らないので、あくまで推論ですが、その価格さほどニンニクの品質や安全性に差はないのかな、と思います。

そもそも、同じ野菜で、品質にそんなに違いが出るとは思えません。もちろん、生産過程がきちんとしていれば、という大前提はつきます。

これは生産過程におけるコストなどの面が違うから、と考えるのが普通なのではないのでしょうか?
日本でニンニクの産地といえば青森県が有名でしょう。それでは他の産地をご存知ですか?

※参照 にんにくの需給動向
     ウィキペディア ニンニク


世界でも圧倒的にニンニクの生産量が多いのが中国です。おそらくニンニクを使った食文化とニンニクが育ちやすい環境の両面が作用しているせいでしょう。
いわば、中国は世界のニンニク工場なのです。

そこでは徹底した生産・流通設備に加え、中国の安い人件費も手伝い、3玉100円というニンニクが実現されていると考えるのが妥当なのではないのでしょうか。

中国産のニンニクが、安価なものを作っているから、安くできるという類の製品だとは、とても思えません。


さて、ここで話を本題に戻します。

今までの60分5000~6000円のマッサージと60分2980円は、その価格差と同じ程度の内容の違いがあるのか?

値段が違うからといって、まったく別のチープなものを提供しているとは限らないという可能性は捨てきれません。
それは中国産のニンニクように、マッサージ店においても、そもそもの生産過程で大幅なコストカットをしている可能性があるからです。

マッサージの生産過程というのは、マッサージそのものではなくて、そこで働くマッサージ師や整体師などを雇用し、働いてもらうための条件を整えるという意味です。

ただ、マッサージや整体は機械が行うのではなく、あくまで「人」が自らの「体」を使って行うものです。
ですから、今はうまくいっていても、もしかしたらそのうち制度的な疲労を起こすかもしれません。
その時に、お客さまに安全ではないを通り越し、有害なものとなるかどうか?予断を許せませんね。

ご利用はお客さまの判断に委ねますm(__)m


関連記事  マッサージ店が急増した理由は?