2013年9月24日火曜日

ぎっくり腰 治します?

千葉県の森田知事は19日午前に予定していた定例記者会見を急きょ取りやめた。

同日朝、自宅で腰痛を訴え病院で診察を受けた結果、「急性腰痛」で全治1週間と診断された。いわゆる「ぎっくり腰」で、2~3日間の安静が必要という。自宅で静養し、週明けの公務復帰を目指す。26日開会の9月定例会には出席する予定。

県によると、知事が健康上の理由で公務を数日間休むのは、2009年の知事就任以来初めて。

(2013年9月20日08時56分  読売新聞)

森田知事ぎっくり腰、健康理由で数日休むのは初 より


「腰痛治します」というようなものはよく見かけます。
しかし、「ぎっくり腰治します」というようなものは、あまり見かけません。
それはなぜかというと、上のようなのが医学的な判断であり、常識的な「ぎっくり腰」に対する処置なのでしょう。

つまり、

1 「急性腰痛(=ぎっくり腰)」全治1週間

2 2~3日間の安静が必要

3 自宅で静養

4 週明け(4~5日後)の公務復帰を目指す

ということになります。

これは別に県知事さんだから特別ということではありません。
広く一般の人にも当てはまる、いわゆる生理的現象です。

ですから、「ぎっくり腰を治します!」と堂々と謳っている宣伝は、見ることが…あれ、最近ありましたね。

→ 太田市に新感覚のマッサージ? カラダラボ

ごくごく普通の感覚では、「ぎっくり腰の治療」の宣伝は、考えられません。
※ただし、広告宣伝はしませんが、ぎっくり腰用の施術法は、たいがいの治療院・整体院の先生ならば、勉強していると思います。

もちろん、 オトナの事情 があれば、話は別ですけど…。


こちらのカラダラボさんの肩を持つわけではありませんが、「ぎっくり腰?簡単に治せるよ~」という感じの治療家や整体師さんは少なくありません。
ただ、声を大にして言っていないだけです。

というのも、ぎっくり腰(急性腰痛)のほとんどすべてが、すぐに自然治癒するものだと、施術者側はわかっているので、なかなか自分が「治している」とは言いづらいのだと思います。


※カラダラボ
ホームページが見当たらなかったのですが、フェイスブックにページがありました。
なかなか盛況のようですね。

https://www.facebook.com/karada.labo.jp?ref=hl