2013年9月2日月曜日

うつぶせ寝は体によくないか?



【うつぶせで寝るのは体によくないのですか? 】

という質問がヤフー知恵袋にありました。

そもそも、みなさんはどのように寝ていますか?
聞き覚えですが、あるデータによると、

仰向け寝…50%
横向き寝…40%
うつ伏せ寝…10%

とのことです。
このデータによれば、ほぼ9割の人は「うつ伏せでは寝ない」ということになります。
つまり、うつぶせ寝は、非常にマイナーな寝方ということが前提になります。

マイナー=体によくない とは言い切れないことを、初めに言っておきたかったのです。
なぜなら、わたし自身、マイナーな「うつ伏せ寝派」なので…。
※正確には、わたしは、うつ伏せ6割、横向き3割、仰向け1割くらいで、適度に寝がえりをうってます。

うつぶせ寝の教祖?に、かの日野原重明先生がいらっしゃいます。





ですから、医学的にみても、うつぶせ寝が体に悪いということはないのかな、と思います。

この本に書かれていたのかどうか記憶が定かではありませんが、うつぶせ寝にもそれなりのメリットがあります。

1 呼吸が楽
一見、うつ伏せになるので、胸部が圧迫され呼吸をするのが苦しい感じがしますが、そんなことはありません。
慣れれば、なんともありません。

とくにマッサージなどで使われる「有孔ベッド」は楽に呼吸できます。マッサージの際、穴のあいたベッドにうつ伏せに寝て、苦しいと感じられる人はまずいないでしょう。

2 呼吸が楽なので、心肺機能が高まり、血液循環もよくなる
これは日野原先生が提唱されていることなのですが、介護の現場に「うつ伏せ寝」を普及させようという動きがあります。
体の機能として、仰向けよりもうつ伏せの方が呼吸が楽で、お年寄りに負担がかからないそうです。
また、お腹側は床ずれがしにくく、褥瘡(じょくそう)予防にもうつぶせ寝が有効なのではないかと提唱されています。

常時はともかく、昼間くらいは「うつ伏せ寝」で、というくらいならば賛同いたします。

3 仰向けで寝る動物はいない
これはメリットではないのですが、基本的に動物が仰向けに寝ることは、ありません。仰向けになるのは、死んだときだけです。
動物は横向きやうつ伏せで寝るのがほとんどで、ほぼ人間だけが仰向け寝をしています。
上と関連するのですが、心肺や内臓機能の働きを考えると、横向きか、うつ伏せに寝るというのが、動物的に正しいのかもしれません。

次にデメリットです。

1 呼吸が苦しい
これは苦しいような気がする、ことがほとんどで、慣れてしまえばそんなことはありません。

2 首に負担がかかる
これが一番のデメリットでしょうね。


わたしなりの結論としては、寝方はあまり健康に関係していないのかな、といったところです。
これは良い寝方/悪い寝方というものはないと思います。

もっとも大切なことは、「寝返り」です。
ずっと同じ姿勢で寝ているよりも、意識的にでも頻繁に寝返りをうつの方がよいとされています。

みなさんも寝方よりも、寝返りを意識してみてくださいね。


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