2013年9月4日水曜日

お客さまの声 2

【実はもともとすごい猫背があって、親戚に医者がいるため、脊椎を触りながら歪みをチェックし、マッサージや運動、普段の姿勢、食事など組み合わせ長い間かけて改善させました。

なのですが、最終的に残っている部分があり、それが顎関節でした。これは歯の矯正でなってしまったもので、萎縮しているのと、本人の感じていることが西洋医学的には理解不能なのと、なかなかアプローチが難しくて、整体しかないかな、という感じです。

最初先生に、姿勢をよくしようと頑張って胸を張りすぎて、あごを突き出して上がっているというか、前に無意識に出ているあとは、すごく良いといわれ、それを気をつけたら、確かに苦しかった呼吸が少し楽になりました。

なのですが、何回も回を重ねるごとにお尻が下がってきたのと形が悪くなってきた、腰の骨盤の張り出した部分が内側に入り込んで(ようするに閉じ気味になってきた)くびれが微妙になってきた、太ももの筋肉が内側に移動し下がって来た、力を入れると太ももの横に入っていた筋肉の窪みが見られなくなり、ぼやんとした形になった。

あと、最終的に胃下垂になって来たようで、空腹時に胃がなったり、食後ぽっこりするようになってしまいました。それと胸郭も閉じ気味傾向で、同時に体重も減ってきています。


それとなく、先生に「胃が下がり気味になっているようなんですが」と言ってみましたが、もともとそうなのが今良くなってきているよね、というようなことを言われ、何も言えなくなってしまいました。

これってどういうことが起きているのでしょうか。

息を吸わなきゃ吸わなきゃと、いつも喉の辺りが苦しくて。でもその呼吸の意識をいわゆる丹田の辺りに下げるように言われたのですが。確かにそうすると楽になって、首に余計な力も入れなくなりました。それで重心下がった結果、一時的にこういうことが起きているのか、それともその先生の施術の癖なのか。

すご腕と評判の先生で、自信がある感じで、あまり意見できる雰囲気でなく、第一触ってれば分かると思うのです。確かに首から上は楽になってきているし、そこが一番の悩みなので改善できるなら、一時的に重心下がっても後から自分で上げる努力をすればいいかな、とも思うのですが。】

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11112908326(※リンク切れ)


なかなか、お客さまの本当の声というのはわからないものです。
ちょうど、ヤフー知恵袋にお客さまが心情を吐露している質問があったので、資料用に保存させていただきます。


>すご腕と評判の先生で、自信がある感じで、あまり意見できる雰囲気でなく

ひとことで言えば、これに凝縮されると思うんですよね~(;^_^A

そもそも並み(?)の人間ならば、整体や整体関係の医学的な勉強をすれば、 整体の可能性や不可能性 を否応なしに知ることになると思うのです。

ですから、真正直にやろうと思えば、これはまぁどんな職業でもそうですが、「確たる自信をもってできる」ということはほとんどありえないと思うのです。
自信満々のプロフェッショナルの人って見たことがないですし、医療の分野はわからないことだらけなのに、

>自信がある感じで、あまり意見できる雰囲気でなく

これって、典型的なヤ〇だと思うのです。

でも、整体師の先生には、このパターンの人は多いですねf^_^;

まず、多いのが信仰のように整体を行い、普及させようとしている人。
これはもう、ほとんど教祖様のようになっているので、ちょっと用心しないと良からぬ方向へ行きかねません。

次に多いのが、都合の悪い勉強はしないで、盲目的に整体を行っている人。
医学も科学も万能ではありません。そして、もちろん整体も同様です。しかし、整体のよいところにだけスポットを当て、都合の悪い意見は無視している人が多すぎるような気がします。
意図してか、不勉強なのかはわかりませんが。

総じて言えるのは、無資格でもできる整体師の方が、他の国家資格持ちの先生よりも知識やモラルのレベルは低いということでしょう。
※もちろん、医学部並みに勉強している整体師の先生もたくさんいることは付記しておきます。


さて、ここで問題になるのが、お客さんの本音と建前からみえる整体師の本質的価値というものです。

よく整体院の実店舗やホームページなどで、“お客さまの声”のようなものがあります。
あれはほとんどが建前の意見でしょうね。もちろん、本音をふくんだ建前です。

本当の「本音」は、上の方のような感じなのではないのかぁ~と、わたしは考えております。
それは、お客さまに整体に関する知識もないはずですから「反論できない」だけのような気がするのです。
ですから、仮に良くなっていなくても、整体の先生から「どうですか?よくなったでしょ?」と言われたら、「えぇ、まぁ…」と答えてしまうと思うのです。
もちろん、自然治癒に乗っかれば、たいていの痛みは引くでしょうから、よくなっていることはよくなっていると思います。
ただ、それが整体のおかげかどうかお客さまとしてはよく判断できないレベルだと思うのです。

このようなやりとりにより、お客さまの建前を、整体師は本音と解釈し、「わたしの整体はすばらしい。肩こり、腰痛、坐骨神経痛…どんな患者さんも治してきた!!」と勘違いさせている一因になっているのが現状だと思います。

商売として行うには、バカ正直に謙虚にやっているよりも、なんでも自分の都合のいいように使う方が、それはまぁよいのでしょうけどね。
整体は医療行為ではなく、サービス業だということを、お客さまも頭の片隅においておいた方がよいかもしれません。


> お客さまの声 3